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Grade 9-Second Semester: The Band Camp Day 1 and 2

2月25日、26日 土曜日、日曜日

バンドキャンプ、と言う名の通いのバンド合宿二日間。

通常の学校と同じ時間くらいにこの日も学校に集合だったんじゃないかなと思う。
いつも火曜日の放課後で練習をする、音楽室に集まった。
先生から1日の流れの説明がある。
何時から何時までは各自担当楽器ごとに分かれての練習
練習する曲はこれとこれ。
何時から休憩、そしてまた各自担当楽器ごとに分かれて練習、自主練。
何時からランチ休憩
次は合わせ練習、そしてディナー、そして解散。
2日目はもしかしたら練習の成果があれば予定より早めに帰れるとなって食事をとって解散となったのかもしれない。

私、Iちゃん、Kuriが担当するクラリネットは音楽の教室向かいにある先輩学年のホームルームの教室を使った。

ちょうどこの写真左のほう、、かな?
正面に見えてるドアはたぶん体育の授業で使っていた教室
前の学期にヨガの発表をしたところ。

クラリネットの担当者は他にソフィアちゃんの「親友の韓国人」の子と他何名か先輩もいて、たまたま学校の別の先生もクラリネット担当でバンドにいたのでその先生が率いて練習をしていたと思う。
自主練習のタイミングではたぶんきっとというか確実にKuriとIちゃんと固まってやってただろうと思う。

トランペットとフルートは同じ音楽室の中で練習だったのかな。

音楽の先生(バンドの指揮者)がちょこちょこ様子を見に、練習の成果を確認してくるのでその度に真面目に練習してるような素振りを見せては誤魔化すっていうことをKuriとしてたような気がする。

クラリネットが先生の指揮で演奏を合しているとき、一足先に許可が出て休憩に入ったトランペットのFちゃんとフルートのソフィアちゃん、木琴のSおりちゃんがドタドタと音楽室から真っ直ぐのクラリネットの部屋に突進してきた。教室の窓にべったりくっつく。
彼女たちからはおそらく中にいる私たちの様子はうまく見えていない。
先生がいるのが見えてなくて、私を笑わすために思いっきり変顔をしていた。「さっりーー!」と私を呼ぶ声。

突進してきた音に驚いて振り返った先生が、三人の変顔を凝視した。そして、私を見て😏。やれやれ、といった様子でニヤリとしてきた。
「Someone’s waiting for you, Sarry」誰かがSarryを待ってるみたいだから休み時間にしようと言われて恥ずかしかった。

教室の外に出た私をすぐさま囲うようにして、Fちゃん、Sおりちゃん、ソフィアちゃんたちとトランペット練習中のループ集団の様子について話を聞いた。


ログも何も残ってないバンドキャンプの出来事。
もしかしたら何かの記憶と混ざってるかもしれない。

だけど、休憩時間か晩御飯のケータリングが来るのを待っている間、私たちGrade9生はついいつもの癖でいつものガジーボで固まってた。
IちゃんがMP3かiPodから「and I love you」を再生して私に聞かせてた。付き合っていた時に、Eくんが好きで聴いてた曲。
EくんのMSNのアイコンになってたアルバム収録曲。
「oh my god this song is about you twooo😭」と言っていたとおもう。
この日、初めて私はちゃんとこの曲を聴いた、気がしている。Iちゃんが印刷して持ってきた歌詞をみながらだったか。
とにかくIちゃんに同意せざるを得なくて、悲しくて、この曲が忘れられない曲になった。

and I love youについて話す最中、Eくんがそっと背後から近づいてきて、あ〜〜〜〜〜携帯落としたーーーーー!!!!携帯欲しい〜〜〜〜〜〜と誰に向かってでもなく叫ぶ。
びっくりする私。Wow wow wowとそっと私から離れるIちゃん。まさか自分に言われてるとは思わないので、最初はスルーする。
Eくんは、Iちゃんにむかって「give me your phone~」と言っていて、Iちゃんは えーーーーNoooと言っていた。
確かこの日に、Eくんの今まで使ってた携帯を落としてしまって画面が割れてしまったことをEくんか直接聴いた。


この日、Eくんが電話をとる時に誰ー?となった理由が判明した。

「今、だから電話しか取られへんねんー」と教えてくれる。
「ええー大変だね、、古い携帯ならまだ家に残ってるけど、、、」
「いや、大丈夫大丈夫w Aちゃんが古いやつ貸してくれてるねんけどさー不幸が移りそうやん?w
ってそんなん言ったらあかんよなーwせっかく貸してくれてるのに」

Aちゃんは沖縄出身の子で、つかみどころのない不思議な子だった。いろんなエピソードの持ち主で、彼氏と死別してるとか色々なパターンの話があってEくんは付き合ってる頃からずっとAちゃんのことは「あまり関わらないように」していた。

思わず笑ってしまった。


バンドキャンプ1日目の晩御飯は、サブウェイのケータリングだったような気がする。
当時のサブウェイは今みたいにメニューのバラエティがなく、ターキーハムかベジタブル、それくらいの選択肢だった。
いつもはキャンティーンで5ドルを払わないと食べれないやつ。私たちは嬉しくて好きな方のサンドイッチを選んだ。
みんなキャンティーンの中やガジーボ、思い思いのところで食べたのかな。Fちゃんたちと食べたような気もするしIちゃんたちと食べたような気もする。
サブウェイってみんなテンション上がってたけど全然美味しくないじゃん、その時そう思ったのは記憶してる。

ある程度食事が終わった後、キャンティーンに全員集められた。
なぜだか覚えてないけど、音楽の先生に指名されて私と、もしかしたらKuriやとんぼちゃんあたりがみんなの前に立たされた。
今から「reward」としてチョコをランダムに投げて。みんなはそれをキャッチしてって。だったか、今日1日頑張った人たちの名前を呼ぶからその人たちにチョコを投げて。と言われたのか。
なんのために私がいたのか全く覚えてないけど、とにかく全員の方を見て前に立ってた光景を覚えている。(なんとなくサンドイッチを配る役目に抜擢されてしまったような気もする)

ちょうど私のすぐ目の前の丸テーブルにEくん、スターフィッシュくん、MLBくんたちが座ってた。
Eくんがちょうど私の目の前に座っている形で。
嫌でも目が合ってしまう。
そこで、先生(だったか誰だったか)がMarsの小さいチョコレートをEくんに投げた。
みんながチョコをキャッチしきれずに落としている中で、反射神経が抜群なEくんはさっとそれをキャッチして何故か真っ先に私に向かって、しっかりと、口パクで「すごくね?」と言ってきた。
あの、楽しいことや嬉しいことがある時に輝かせる目で、本当に嬉しそうに。
私は突然のことで照れ臭くて、みんなには見られたくなくて、うん、と頷いた。
Eくんも満足そうに頷いて友達との会話に混ざっていった。その後私たちの目が合うことはなかった。

想像以上に濃厚なバンドキャンプ1日目で、別れてから初めてまともにEくんと交流してしまったのが嬉しかった。
Iちゃんも、まんざらではなさそうだったと思う。


この日私はどうやらIちゃん家にお泊まりしたらしい。
せっかくのイベントだし。
恐らく、Iちゃんのパソコンを借りてMSNにもログインしたような気がする。
「今日のバンドどうだったーーー?!」と早速話しかけてくれるSugarちゃんに、今日のEくんとの話をたくさんして。

とても記憶に残っているのに、残念ながら私のログには一切この時の会話が残っていなかった。
なので、たぶんこれはIちゃんのパソコンでした会話だったからなんだろうなーと思っている。
誰とのログにも25日の会話がないから。

なんかねーたくさん目がいっぱい合った気がするーとか、
チョコをキャッチした時にEくんが口パクですごくね?って言ってきたんだーとか。
Sarryちゃんはなんていったの?と聞かれて 頷いといたーwと言ったり。
そこで、またSugarちゃんが今も心に残る名言を残す。


視線が合うってことはお互い見てたってことでしょー

確かにそうだ。と思った。
私がEくんを見てなければEくんが見てることに気づかないし、Eくんがこっちを見てなければ視線が合うことはない。
当たり前だけど、自分のことで精一杯な時にこそ忘れてしまうこの事実。
ハッとなった。
私たちは、お互いの動向が気になってるんだー。




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