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【9.7 tue 開催】思考記トークイベント、ゲスト・河合早苗さんのこと

こんばんは。京都は雨です。みなさんはいかがお過ごしですか。
今日は、来週9月7日(火)20時から開催のB&Bさんでのトークイベントのゲスト、河合早苗さんについてご紹介します。

>イベントについてはこちらのnoteをご覧ください。

ゲスト・河合早苗さんのこと

 河合さんは前回ゲスト・茅葺き屋根職人の相良育弥さんが「思考の師匠」と謳う方です。インテリア・プロダクトデザインを仕事にしながら、映像制作会社SASSOを設立。現在、京都の唐紙の老舗「唐長」に伝わる文様にまつわる映画を撮っています。かつてイタリア・ミラノの設計事務所に勤務。

 京都に帰国した時、ユーラシア大陸の西と東には共通する何かがあると感じた経験が、今の映像製作のきっかけとなっているそうです。400年の大きな流れから今を捉える視点、ゆらぎの中に存在するものを見つめる姿勢が、とても印象的な方です。


ゲスト・河合早苗さんからの言葉

「出版社さりげなく」の稲垣佳乃子さんは、息子の小学校時代の同級生です!
ランドセル姿で遊びに来ていた佳乃子さんと、偶然にも今年6月に再びご縁があり、トークイベントをご一緒することになりました。

今、「文様」をテーマにしたドキュメンタリー映画を製作中です。
これまでに出会った場所、カタチや人が、渦を巻きながら映画という謎の天体になろうとしています。
古代、洞窟、岩、土器や身体に描かれた抽象文様は、いつか文様と文字とに分かれました。

デザインに携わってきた私と、文字を扱う佳乃子さん。カタチ・文様と文字の間にある「いろいろ」について、思考を巡らせる時間になったらと思っています。

*映像制作会社 SASSO ウェブサイト


イベント詳細

出演者
・河合早苗(映像製作会社SASSO、インテリア・プロダクトデザイナー)
・稲垣かのこ(出版社さりげなく)

時間
9月7日(火)20:00~22:00 (19:30 オンライン開場)

場所
リアルタイム配信(アーカイブもあります)

入場料
(A)チケットのみ:1,650円(税込)
(B)チケット+書籍:3,300円(税込)

※続き物ではありませんので、視聴いただかなくとも今回のトークをお楽しみいただくことはできます。


ご予約はこちらから

本屋B&Bさんのウェブサイトからも詳細ご覧いただけます!

最後に

 編集部くまがいが個人的に、とっても楽しみなポイントをご紹介。

 河合さんの映画の舞台は京都の老舗「唐長」さん。江戸時代から400年続く老舗です。そのウェブサイトを見ていると、こんな言葉がありました。

・「文様」には、祈りの風景が在ります。表層的な「デザイン」ではありません。 そこには、人々の祈りや願いが込められ、神さまが潜んでいます。
・ 唐紙には、気配…陰影のゆらぎ…余白…面影…佇まい…など古来からの日本の美意識が不揃いの美として存在すると信じている。
*「唐長」ウェブサイト:https://kirakaracho.jp/about/philosophy/
(静かで力のあるとても素敵なウェブサイトです)

 京都に400年も脈々と受け継がれてきた「文様」には、祈りがある。河合さんは帰国後「ユーラシア大陸の西と東には、共通する何かがある」と言った。

 共通する何かとはなんなのだろう。わたしはこの「祈りの風景」に関係があるのではないだろうか、と思っているが、どうだろう。人は何を祈って、何を受け継いできたのだろう。人はどうして何かを作りたいと思うんだろう。この時間はそんなことに、思いを馳せられそうな予感がするのです。

 忙しい日々の濁流から逃れ、遠い昔の人々がいきた風景や誰かの祈り、みたいなものに、思考を飛ばす時間を作ってみてもいいかもしれません。


(筆 くまがい)

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