実話に基づいた小説【沖縄物語】 第12話

ラジオとの出会い

私がラジオを好きになったのは中学生の頃

テレビも大好きでテレビっ子ではありながらも
中学生の時、夜寝る前に地元のラジオ番組を聴いてました。

今は亡きラジオのパーソナリティー
私世代の方なら知っている(高良茂)さん
「ぶっちぎりトゥナイト」
という沖縄密着型のラジオ番組を担当してました。

彼の番組は他にもありますが
私が1番衝撃を受けた番組が
「ぶっちぎりトゥナイト」です。

話す内容は地域に密着しており、
「ぶっちぎりトゥナイト」では
沖縄人意識を全面に押し出した
「ナイチャー撲滅運動」を提唱した。

彼は意識レベルの高さから時々周りからは
バッシングを受けていた。
「ナイチャー撲滅運動」と過激な発言ではあるが彼が本当に伝えかったことはそこではない気がします。

よそから沖縄へ来ることに問題はないが
良いモノを壊して欲しくないという思いが
あのような発言になったのではないでしょうか?

人一倍熱く語る彼のラジオ番組は
当時の時代は携帯やインターネットなんてありません。
番組への参加はハガキや手紙を通して
送られてきたメッセージを読んで応援する。
そんな内容の番組でした。

私はハガキや手紙を送って番組に参加することはなく、リスナーさんの悩みを真剣に受け止めながら
熱く語る彼の声を聴いてました。
いわゆる聴くだけリスナーでした。

聴くだけリスナーって沖縄でしか通用しない言葉かな?
多分マイナーな言葉かもしれません(笑)

彼がリスナーさんを励まし応援している声を聴いていて何だか私が応援されてる気持ちになり元気が出てきました。

その時私の心には【ラジオのパーソナリティー】になりたいと夢が芽生えました🌱

その時に小さなタネが植えられました。

あれから何年の月日が経ったのだろう?
あれから30数年の時を経て私は
2019年(令和元年)5月にラジオのパーソナリティーとしてデビューしました。

彼の番組は大人になって生活に追われながらも
聴いてました。

彼の担当するラジオ番組が一時期ない時代がありました。
その理由は後に知ることとなりました。

ある時、復活した彼の声がラジオから流れてきました。
お昼の番組で生放送です。
11時から14時頃だったかな?
ちょっと定かではありません。
前半の1時間が過ぎてお昼に流れるニュースやちょっとした短い番組が終わると又彼の登場になるはずが別の人の声が聴こえてきました。
その時の私は配達の仕事をしながら
番組を聴いてました。

訳がわからずいつの間にか番組が終わる時間になってました。
数日後、リスナーさん達からの情報で
何で彼が番組を降板した理由を知ることが出来ました。

ちょっと語弊があるかもしれないけど
彼は熱く語ると過激な発言をしてしまう。
昔と違って発信する際にはかなりの注意が必要な時代です。
久しぶりに復帰してきた彼はもしかしたら
時代の流れについていけてなかったのかもしれない。

だけど彼の残した功績は無駄ではなかった
と私は思います。

そんな彼がいたから私は
ラジオのパーソナリティーになりたい
と思えたし、今こうしてラジオのパーソナリティーとして活動しています。

頑張ってる人を応援する彼の姿勢に私は心を奪われた人間の1人です。
彼の魂が今まさに広がってきている✨
【高良茂】さん
貴方が伝えたかったこと
私は1人の人間としてラジオを通して伝えて活きます。
貴方の熱い思いが私の中にある限り
ここ、沖縄・貴方の大好きな沖縄から私は発信していきます。

貴方との出会いに感謝してます🍀💖🌈

高良茂さん、いつまでもこの沖縄を見守っていてください💖

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E8%89%AF%E8%8C%82

サポートして頂きありがとうございます。 色んなことがありながらも今こうして生かされてることに感謝しながら歩んでいきます。