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「愛だけは間違いないからね」

シンガーソングライター 松室政哉さん(ムロくん)のライブ「Matsumuro Seiya Live 2023 "愛だけは間違いないからね" ~Joyful! Joyful!~」に行ってきました。

最前列のど真ん中で最高に楽しい時間を過ごしました。

今日は、ライブの感想について書きます。

ライブ全体を通して感じたのが、タイトル通りJoyfulです。

ムロくん、バンドメンバー、観客の全員がライブができる喜び、ライブに来れる喜びに満ち溢れていました。

今回から声出し解禁になったことも関係するかもしれませんが、とにかくみんな楽しそうでした。

ムロくんもMCで言っていましたが、ライブを開催できたり行けたりするのって当たり前じゃない。

この数年でひしひしと感じてきたからこそ、このかけがえのない瞬間を目一杯楽しもうとする空気が会場中に流れていました。

今回のライブのテーマは「愛」。

恋愛的な意味だけではなく、家族や友人、そして自分自身に対してなど、様々な愛を感じられるセットリストでした。

幸せな歌だけでなく、悲しい歌、皮肉が含まれている歌など、普段私たちが感じる様々な愛の形が入っていることで、「愛って素晴らしいよね!」というお気楽な感じではなく、リアリティを持って聴き入ることができました。

特に印象的だったのは、「きっと愛は不公平」と「愛だけは間違いないからね」の2曲。

「きっと愛は不公平」と言いながら、「愛だけは間違いないからね」と逆めいたことを歌っているのがおもしろいなと思いました。

「きっと愛は不公平」


「愛だけは間違いないからね」


歌のように、好きな人から去られた側からすると、「こっちはまだこんなに辛いのに、相手はもう幸せそうにしてる」と不公平に感じる。

恋愛じゃなくても、もしかしたら兄弟間で親から受ける愛情に差があると感じることもあるかもしれない。

友達はみんなからちやほやされるのに、自分はそうではないと思うこともあるかもしれない。

愛って不公平だと感じるけど、自分もまた他の人を好きになることだってあるし、周りの人たちに助けられることだってある。

今ある人間関係だけが全てではないし、自分で自分をもっと愛せるようにだってなれる。

結局、「愛」が自分も周りも幸せにするし、間違いないんだ。

そんなことを伝えてくれたように感じました。

ムロくんも言ってたけど、誰も否定されない世の中であってほしい。

そのためにはやっぱり愛を持っていたい。

ライブ終了後には、そんな気持ちになっていました。



余談ですが、ムロくんってやっぱり歌上手いなぁと思いました。

声がいいとか音程が合ってるとかは当然ですが、言葉が聞き取りやすい。

どんなテンポの曲でも、舌がもつれそうな曲でも、歌詞を見なくても何て言ってるのかちゃんとわかる。

私にとって歌詞は音楽を聴く時にすごく大切なので、言葉が届く歌い方をしてくれるムロくんって素敵だなと思います。

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