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欠陥品の自分が大嫌いだった

私は自分のことが大嫌いでした。

理由は、欠陥品だから。

コンプレックスだらけの自分が本当に嫌いでした。

今もコンプレックスを完全に克服したわけではありません。
ただ、以前よりもはるかに自分のことが好きです。

そして何より、楽しく生きられてる!

これからは、どうやって自分を好きになれたのかをお伝えすることで、少しでも誰かの参考になれたら良いなと思っています。

今回は、自分のどんなところが嫌いだったのか改めて振り返ってみました。

暗い内容なので、読んでて気分が悪くなったら閉じてくださいね。

自分嫌いになった経緯

私の自分嫌いの原因は外見です。

顔に大きなホクロがある。
髪の毛が生えていない部分がある。
片耳の後ろに大きなイボのようなものがある。

これらが理由で小学生の頃は同級生から何度も「汚い」、「気持ち悪い」、「ブス」と言われました。

無理矢理髪をかき上げられて「見てみろよ、こいつハゲてる」って笑われたこともありました。

でも、嫌なことを言われたりされたりしても、何も言い返せませんでした。

声が出せなかったからです。

私は幼稚園〜小学4年生まで、おそらく場面緘黙(家庭では問題なく話せるのに、学校などの特定の場で話せなくなること)でした。

これも同級生から「気持ち悪い」などと言われた一因でした。

*この時のことはこちらの記事にも書いたので、お時間あればぜひ。

私の見た目が変だからこんなことを言われるんだ。
私がしゃべれないからこんなことを言われるんだ。
言われても仕方ない。だって私が悪いんだから。

そうやって悪口を受け取り続ければ続ける程、「私は普通じゃない。欠陥品なんだ。」と思うようになりました。

学校で話せるようになってからも、どうやって人とコミュニケーションを取っていいのかわからず、人間関係はうまくいきませんでした。

中学からは知り合いがいない私立の女子高に通いました。

外見のことを言われることはありませんでしたが、「本当はみんな私のこと汚いとか気持ち悪いって思ってるんじゃないか」という不安がぬぐえませんでした。

小学校の頃のような思いはしたくないので、「普通でいなきゃ」、「嫌われないようにしなきゃ」と思い、とにかく周りに合わせるようになりました。

例えば、どこかに遊びに行こうとなってもどこに行きたいのか伝えられなかったり、友達が「かわいい」と言ったものを私はそう思っていなくても「かわいい」と言ったり・・・。

また、「周りの人が思う私」を演じ続けました。

「真面目だね」と言われたら、必死でだらしない自分を隠し、
「優しいね」と言われたら、必死で良い人を演じ続けました。

「そうしないと嫌われる」と思っていたからです。

そうして「良い子」で通ってきたのに、そんな私の真面目さや優しさを不快に思う人が出てきました。

もうパニックです。

良い子でなくなったら私を不快に思う人は私を好きになってくれるかもしれない。
でも、私を良い子だと思っている人は私のことを嫌いになるかもしれない。

どうするのが正解なのか分からなくなりました。

そして、

全員に好かれない私はダメな人間なんだ。
やっぱり私は欠陥品でしかないんだ。
私にいは価値が無いんだ。
こんな自分大嫌いだ。

と思うようになりました。

自分の外見も中身もすべて否定し、

私は欠陥品だから誰からも好かれない。
私には価値が無いから「幸せになりたい」なんて思っちゃいけない。
私は世界一ブスだから「きれいになりたい」なんて思っちゃいけない。
もし思ったら人からバカにされる。嫌われる。

と考えるようになりました。

ものすごく苦しかったです。

だって本当は自分の意見も言いたいし、幸せになりたいし、きれいにもなりたい。

自分をまるごと受け入れたい。

そんな自分の本音を否定し続けているから苦しかったんです。

人は変われる

大人になってからも色々なことがあり、その度に自分を嫌いになっていた私ですが、みじめな失恋をきっかけに32歳にして「このままの人生嫌だ!」と思い、自分を好きになることに決めました。

ものすごく時間はかかったけど、私は今、ちゃんと自分を好きになれています。

それに、「全員から好かれるのは不可能だから、私は私らしく生きたほうが楽しい!」と思っています。

人って何歳からでも変われるんです。

それをこれからも伝え続けていきたいし、私の経験が少しでも誰かの勇気になったら嬉しいです。


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