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年長児さん。正義感溢れた時期

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年長児さん。
正義感溢れた言動が増えて、立派になってきますね。

でも、それがつのると、
周りの子どもに対して注意したり、
大人の矛盾した行動に怒ったりと、
ちょっと本人のモヤモヤが大きくなってしまいがち。

白黒はっきりつけたくなる気持ちを認めつつ、緩めてあげる。

それが、臨機応変な力を養うことにもなります。

ルールを意識しすぎて、何もできない。
周りを意識しすぎて、自分がどうしたいのか、わからなくなる。
間違えたら、怖い。注意されるのは、嫌だ。
自分が勝つと、負けて悲しむ人が出てくるから、ゲームを楽しめない。

これらって、発達障害がある人にはあるあるですが、
定型発達でも、ちゃんと同じような“難関”、“難所”はあるんだよね。

発達障害の特性がしっかりある子どもは、
これらの場面ではっきりと特徴が出てくるから、
周りもサポートがしやすい。

ただ、定型発達の場合は、その葛藤を
心の中で粛々とおさめることができるから、
周りには伝わりにくいし、分かりにくい。
だから、サポートを受けにくい。

しかも、発達障害寄りの定型発達、とか、
定型発達寄りの発達障害とか、
スペクトラムなので、そんな範囲に入る人は、必ずいるわけです。

だから。
特性のことも、定型発達のことも、両方心に留めながら、
周りの大人たちが、その子の日常を見守っていける。
それが一番良いよね。


アトリエLove&Compassion主宰
小児専門の言語聴覚士
結城ルミ子

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