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幽霊、2023年12月の仕事。

12月の仕事はZAITENの連載コラム。

ZAITEN『時代観察者の逆張り思考』

『ZAITEN』2024年1月号

1月号の『時代観察者の逆張り思考』「インセル族議員「山田太郎」パパ活に死す」
政務三役不祥事三銃士の一番手でありながら、続く柿沢未途の公職選挙法違反神田憲次の税金滞納が強烈過ぎてすっかり忘れられているのが哀れすぎるから、忘れないために書いてみた。
もっとも、貫目の問題で話のマクラにしかならないので、本題は「インセル」を準備したゼロ年代の「非モテ」ブームとか森永卓郎とか文化庁の若手クリエイター支援基金とかクールジャパン機構とか、そんな感じ。

『ZAITEN』2024年2月号

そして、年内26日発売の2月号は「林真理子の文壇タブーは文春砲も防ぐ」
筆者が駆け出しの頃に仕事していた神田三崎町の司書房が日大の意を受けた企業舎弟の地上げで潰れて15年、跡地にようやく法学部3号館が建て替えられるようなので、その理事長殿と出版文化の話。
あと、KADOKAWAが翻訳出版を中止したトランスジェンダー本の話も少し。

2023年を振り返る。

2023年を振り返るとまず、『サイゾー』が季刊になった巻き添えで、8年続いた連載『批評なんてやめときな?』が終わったのが大きかったな。
季刊ではさすがに時評連載はできないし、雑誌のページ数も100ページ切ってしまったから、しょうがないんだけども、終わったのが自分ともうひとり陰謀論ウォッチャーのひとだけで、代わりにオーナーの苫米地英人の連載が始まっているあたり、なんだか苦笑いしてしまった。
ベテランの連載は軒並み残って、中堅や若手の連載から終わっていくあたり、本当にもう雑誌って未来がないね。

代わりにwebメディアでひとつ連載を始めたけど、webの原稿は面白いと不謹慎でダメ、ということになるので、意識的につまらなくしなければならない、という苦労がある。
ここで重要なのは、読者も別に面白い原稿を読みたいわけではない、むしろつまらない原稿を適当に貶したいから読んでいる、ということで、webメディアは読者の傾向が反映されやすいからそうなる、という身も蓋もない話だったりもする。
筆者の「面白い」はわりとブラックなテイストなので、そもそも、読者の「面白い」とは違うんだろうけど。

まあ、紙の雑誌もそうなんだけどね。
ほとんど『サイゾー』ZAITENでしか書いてなかったのも、結局、面白くても許される媒体がこのふたつくらいしかなかった、ということで。

で、残ったほうのZAITEN連載は、担当氏が編集長を務めている間は続くと思うので、来年はまだ続くんじゃないかな。
なので、ZAITEN読者の方々は、来年も宜しくお願いいたします。

あと、年末なので一応、メールアドレスも載っけておきます。
何かご用件ありましたら、こちらへどうぞ。

更科修一郎メールアドレス


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