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【サラサーティnote編集部 イベントレポート2】 カラダ・おりものにまつわる、みんなのQ&A

みなさんこんにちは、日本初のおりものシート サラサーティ note編集部です。今回も前回に引き続き、『おりもの』展覧会、“My Body, My Self. -カラダの疑問展”についてのレポートをお届けします。

今回フォーカスするのは、ご来場者の方々から寄せられた、カラダ・おりものにまつわるコメントです。イベントの感想のほか、おりもののニオイ、量、形状など多くの質問をいただきました。質問に関しては、今後、サラサーティの研究者並びに医師の意見をもとに、サラサーティ公式X(旧Twitter) で回答をさせていただきます。このnoteではイベントの感想や、カラダやおりものに関して日々感じられているコメントを抜粋して紹介いたします。ぜひ、ご覧ください。



「ニオイ」についてのコメント

今回のイベントで最も質問が多く、最も驚きの声が多かったのは、おりものの「ニオイ」についてです。「正常値がわからない」「Webで調べても不安」というご意見をたくさんいただきました。

正常なおりものは無臭、もしくは少し酸っぱいニオイがします。酸っぱいニオイは膣の中にいる乳酸桿菌(かんきん)が乳酸を分泌しているためにあらわれるもの。乳酸桿菌は膣内を酸性に保ち、細菌が繁殖しづらい環境を整えています。ですので、少しニオイを感じてもそれは正常の範囲。ただし、魚が腐ったような強いニオイを感じたら、それカラダの不調のサインかもしれません。お医者さんに相談してみてください。通気性が悪く、湿度が高い状態が続くと細菌が繁殖してニオイが強くなることもあります。この場合はおりものシートをこまめに取り替え、ニオイがおさまるかを確認してみてください。


「量」についてのコメント

量は人それぞれ違うので、本当に悩みが多いですよね。友達と話をしようとしても、そもそもの基準がどの程度かわからないので、会話をしにくいと思います。

おりものは女性ホルモンの影響で量や質感が変わります。排卵期に量が多くなり、生理前にかけて少なくなるのが一般的です。多い人だと、おりものシートが膨らむほどの量になることもあります。また、妊娠中はおりものの量が多くなります。

女性ホルモンの影響というと、生理を思い浮かべる方も多いと思いますが、おりものも生理と同じように周期があります。おりものの周期が1周する間、おりものシートや下着、トイレットペーパーについたおりものの量の変化を見ていくと、自分にとっての正常なおりものの量が見えてくると思います。ぜひ、一度、観察してみてください。


「カラダ」についてのコメント

生理については初潮教育をはじめ、家族や友人から知識をもらう機会がありますが、おりものの知識を得る機会はほとんどありません。生理の日以外は、おりものの日といってもいいくらい、女性の生活に密接に関わるものなのに……。そこで、おりものの専門家として、ぜひ、皆さんにおりものについて知っていただきたいと思い、本イベントを開催しました。ですので、このようなコメントを頂けたことを大変嬉しく思っています。

おりものの変化を見ているとカラダの変化に気づくことがあります。子宮頸がん、子宮体がん、子宮頸管ポリープ、淋菌感染症、トリコモナス膣炎、クラミジア感染症、細菌性膣症、カンジダ膣炎などの病気の発見につながるほか、生理周期、ストレス過多、過労、ホルモンバランスの乱れ、栄養バランスの偏りなど、自身のコンディションの確認にも役立ちます。おりものはカラダのサイン。ぜひ、セルフチェックにお役立てください。


そのほかのコメント

素敵なメッセージをいただき、感激いたしました。イベントを開催するまで、正直、ドキドキしていたのですが、皆様からのコメントを拝見し、「やってよかった!」とつくづく感じています。また、様々なイベントや企画を通じて、おりものの知識を広めていきたいと考えています。今後もよろしくお願いします。


編集後記

私たちnote編集部の想像以上に、おりものについての情報はまだまだ広がっていないのだということを改めて知りました。また、本イベントを通じて、多くの方々からコメントをいただく中で、逆に私たちが学ばせていただく機会になったと感じています。皆様ありがとうございました。

最後に男性の参加者の方々からのコメントを掲載します。性別を問わず、おりものについて理解を深めていく意味、意義を学ばせていただきました。ありがとうございました。

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