自分の魅力の、見つけ方
こんにちは、sarariです。
これは、私がハンドメイド作家をはじめる、少し前のお話。
「今度は笑顔で楽しくできることを、仕事にしよう」
そう決意した私は、「私にできること」を探していたのでした。
「こんな私に、できることなんてあるの?」
正直、「私にできることなんて、なんにもない」と思いました。
資格はあるけど活かせない(テストには強いけど、応用力、実践力がないタイプ)、特技もない、誰かの役に立つことを語れるような経験をしたこともない。
そのうえ当時の私はうつ病で、就職もしていなかった。
それでも私は、決意しました。
「今度は笑って働くんだ」と。
「私が好きなこと」「やってみたいと感じたこと」を掻き集める
どんな些細なことでもいい。
どんなちっぽけなことでもいい。
「今度は笑って働くんだ」と決意をした日から、私は、私らしい仕事づくりのヒントを探すため、「私が好きなこと」「ほんの少しでもやってみたいと感じたこと」を掻き集め、ノートに書き留めることを始めました。
昔から好きなこと、最近好きになったこと、そういえば好きなこと。
「昔からこういう性格の子供だったなあ」と思い起こされる自分の性格、憧れの人を見て感じた「私もそうなりたい(かも)」という感情、心の中にしまっていた「これがしたい」という夢。
「私には、なにもない」
そう思ってしまう私だったからこそ、些細なこと、ちっぽけなことを、ひとつひとつ丁寧に、掻き集めました。
「とりあえず」が、第一歩
「掻き集める」という言葉が、本当にしっくりくる作業でした。
「私は空っぽだ」と思っていたから、自分の中にある小さな小さな砂粒を、どうにかこうにか掻き集めているようだった。
次にしたことは、その中から、どれをやるか、「選ぶ」こと。
私はそれらを「とりあえず」で、決めました。
やってみないことには分からないと思ったから。
怖かったし、不安だったけれど、この時から私は、こんなことを基準に物事を考えるようになっていました。
「明日が来るのって、当たり前じゃないんだな」
前述したとおり、私は当時、うつ病でした。
一番症状がひどい時には毎日のように泣き、夕方になると突然自宅を飛び出して街を徘徊し、夜は眠れない。
一度は「この先の未来なんて要らない」と思い、人生を終えようとしたこともありました。
その時、知ったのです。
「明日が来るのって、当たり前じゃないんだな」と。
それから、大切なことを決めるときの私の判断基準が、変わりました。
それが、「やらなかったとして、人生最期の日に、後悔しないかどうか」です。
コツコツ、淡々と、やる、やる、やる
ハンドメイドアクセサリーをつくったり、ブログを書き始めたばかりの頃は、素敵な服や靴じゃなく、普段着とスニーカーのまま、セレブのパーティに足を踏み入れたような気分でした。
右も左も分からないし、この先どうしたらいいのかも分からなかった。
でも私は、「とりあえず」だったとしても、やることを決め、それらを「やる」という日々を積み重ねました。
コツコツ、淡々と、やる、やる、やる。
不安も焦りも怖さも抱えたまま、やる。
だって、私は決めたのですから。
「今度は笑顔で楽しくできることを、仕事にしよう」と。
「とりあえず」が、魅力に変わった
「とりあえず」で決めた、4つのこと。
それらを毎日積み重ねた結果が、今の私であり、「sarari amulet accessory」です。
ありがたいことに、今では沢山の方がブログを読んでくださり、sarariのお守りアクセサリーやショップの世界観を「好き」と言ってくださる方も居らっしゃいます。
最初は「とりあえず」だった、私の第一歩。
今ではそれが私の魅力になっていると、思います。
どんな宝石でも、最初は、原石
最初からキラキラ光っている必要は、無いのかもしれません。
どんな宝石でも、最初は、原石。
積み重ねた行動によって磨かれ、洗練され、輝きを増していくのだと思います。
「私には、なにもない。空っぽだ」と思っていた私が、あの日掻き集めた、砂粒たち。
「なんてことない砂粒だ」と思っていたものたちは今、私にとって大切で、かけがえのない、宝石になりました。
必死に掻き集めた、小さな小さな砂粒たち。
些細な「好き」、ちっぽけな「やりたい」の正体は、宝石の原石。
砂粒じゃ、なかったのです。
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