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自分の魅力の、見つけ方

こんにちは、sarariです。

これは、私がハンドメイド作家をはじめる、少し前のお話。

「今度は笑顔で楽しくできることを、仕事にしよう」

そう決意した私は、「私にできること」を探していたのでした。


「こんな私に、できることなんてあるの?」

正直、「私にできることなんて、なんにもない」と思いました。

資格はあるけど活かせない(テストには強いけど、応用力、実践力がないタイプ)、特技もない、誰かの役に立つことを語れるような経験をしたこともない。

そのうえ当時の私はうつ病で、就職もしていなかった。

「こんな私に、できることなんてあるの?」
「仕事にできる才能や能力があるなんて…到底思えない」

それでも私は、決意しました。

「今度は笑って働くんだ」と。


「私が好きなこと」「やってみたいと感じたこと」を掻き集める

どんな些細なことでもいい。

どんなちっぽけなことでもいい。

「今度は笑って働くんだ」と決意をした日から、私は、私らしい仕事づくりのヒントを探すため、「私が好きなこと」「ほんの少しでもやってみたいと感じたこと」を掻き集め、ノートに書き留めることを始めました。

【 私が好きなこと 】
・文章を書くことが好き
・読書が好き
・頭の中にあるイメージを形にすることが好き
・細かな作業が好き
・ブログを書くことが好き
・手帳タイム、ノートタイムが好き
・ハンドメイドアクセサリーが好き
・スピリチュアルが好き…

【 やってみたいと感じたこと 】
・ひとりでコツコツ打ち込めることをしたい
・毎日ブログを書いて、それを仕事にしたい
・ハンドメイドアクセサリーを作って、売ってみたい
・ファンに囲まれてみたい
・「憧れてます!」と言われてみたい
・夫が転勤の有る仕事だから、場所にとらわれずできることを仕事にしたい
・自分独自の感覚、世界観を発信したい…

昔から好きなこと、最近好きになったこと、そういえば好きなこと。

「昔からこういう性格の子供だったなあ」と思い起こされる自分の性格、憧れの人を見て感じた「私もそうなりたい(かも)」という感情、心の中にしまっていた「これがしたい」という夢。

「私には、なにもない」

そう思ってしまう私だったからこそ、些細なこと、ちっぽけなことを、ひとつひとつ丁寧に、掻き集めました。


「とりあえず」が、第一歩

「掻き集める」という言葉が、本当にしっくりくる作業でした。

「私は空っぽだ」と思っていたから、自分の中にある小さな小さな砂粒を、どうにかこうにか掻き集めているようだった。

次にしたことは、その中から、どれをやるか、「選ぶ」こと。

・ブログを書く
・ハンドメイドアクセサリーをつくり、販売する
・ブログとハンドメイドアクセサリーを介して、自分独自の世界観を発信する
・ひとりでコツコツと、それらに打ち込む

私はそれらを「とりあえず」で、決めました。

やってみないことには分からないと思ったから。

怖かったし、不安だったけれど、この時から私は、こんなことを基準に物事を考えるようになっていました。

「やらなかったとして、人生最期の日に、後悔しないかどうか」


「明日が来るのって、当たり前じゃないんだな」

前述したとおり、私は当時、うつ病でした。

一番症状がひどい時には毎日のように泣き、夕方になると突然自宅を飛び出して街を徘徊し、夜は眠れない。

一度は「この先の未来なんて要らない」と思い、人生を終えようとしたこともありました。

その時、知ったのです。

「明日が来るのって、当たり前じゃないんだな」と。

それから、大切なことを決めるときの私の判断基準が、変わりました。

それが、「やらなかったとして、人生最期の日に、後悔しないかどうか」です。


コツコツ、淡々と、やる、やる、やる

ハンドメイドアクセサリーをつくったり、ブログを書き始めたばかりの頃は、素敵な服や靴じゃなく、普段着とスニーカーのまま、セレブのパーティに足を踏み入れたような気分でした。

右も左も分からないし、この先どうしたらいいのかも分からなかった。

でも私は、「とりあえず」だったとしても、やることを決め、それらを「やる」という日々を積み重ねました。

コツコツ、淡々と、やる、やる、やる。

不安も焦りも怖さも抱えたまま、やる。

だって、私は決めたのですから。

「今度は笑顔で楽しくできることを、仕事にしよう」と。


「とりあえず」が、魅力に変わった

「とりあえず」で決めた、4つのこと。

・ブログを書く
・ハンドメイドアクセサリーをつくり、販売する
・ブログとハンドメイドアクセサリーを介して、自分独自の世界観を発信する
・ひとりでコツコツと、それらに打ち込む

それらを毎日積み重ねた結果が、今の私であり、「sarari amulet accessory」です。

ありがたいことに、今では沢山の方がブログを読んでくださり、sarariのお守りアクセサリーやショップの世界観を「好き」と言ってくださる方も居らっしゃいます。

最初は「とりあえず」だった、私の第一歩。

今ではそれが私の魅力になっていると、思います。


どんな宝石でも、最初は、原石

最初からキラキラ光っている必要は、無いのかもしれません。

どんな宝石でも、最初は、原石。

積み重ねた行動によって磨かれ、洗練され、輝きを増していくのだと思います。

「私には、なにもない。空っぽだ」と思っていた私が、あの日掻き集めた、砂粒たち。

「なんてことない砂粒だ」と思っていたものたちは今、私にとって大切で、かけがえのない、宝石になりました。

必死に掻き集めた、小さな小さな砂粒たち。

些細な「好き」、ちっぽけな「やりたい」の正体は、宝石の原石。

砂粒じゃ、なかったのです。


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