思考の海に飲み込まれた時は
ずっと同じ方向を向いていると、視野が狭くなることがあります。
同じ思考が頭を巡るばかりで答えが出なかったり、やるべきことが手につかなかったり。
思考の中に居ると、気がつきません。
自分が同じ思考を無限ループしていることになんて、全然。
思考の海に溺れているのに、自覚できない
傍から見たら海で溺れているようなものなのに、溺れている本人には自覚がない。
同じ思考がぐるぐると巡っている時って、そういう状態。
ただ、ぐるぐると考え続けていると突然に、海面から顔を出せる時があります。
一瞬でも、その瞬間を逃さないこと。
その瞬間に「溺れていたんだ」という自覚を持つと、それは辛いことだけれど、狭まっていた視野が少し開けます。
そうしたら、思考の海の中でもがき始めるのです。
思考の海はとても深く、なかなかすぐに上がれはしない。
時間が解決して上がれるようにしてくれるとは思うけれど、私は「そのうち上がれるはず…」と待っているのは嫌で。
もがいている間の時間に何かできたはずだから。
時間がもったいないし、毎日やるべきこと、やりたいこともある。
だから私は「もがく」を選ぶことにしました。
また青空を見上げられるように
一瞬思考の海面から顔出したら「別なことをしよう」と、意図的に、一生懸命考える、少しでもいいから動いてみる。
例えばYoutubeで動画を見たり、ラジオを聴いてみたり、紙に頭の中の思考をどんどん書き出してみたり(ただこれは思考の海に溺れ直すことにもなりかねないので、時間を決めたりしてやるのがオススメです。)、家事に集中してみたり。
まだ思考の海から顔を出した程度の状態だから、意図的にそういうことをするのも正直辛いです。
でもやらなければ、ダラダラと溺れたまま。
それもまた嫌なので、辛いとか悲しいとか…そういう感情を抱えたままでもがきます。
溺れたままでもがくととても体力を使うし、思考はすぐには変わらないからもがき疲れた時に溺れ直そうとしてしまう。
そのたびに海面から顔を出して、「違う方向を見なくちゃ」と自分に言い聞かせて、苦しいけど、辛いけど、別な方向を見てもがくように泳ぎ出すのです。
少しでも早く陸に上がって、また青空を見上げられるように。
sarari
私の活動に関心を寄せていただき、ありがとうございます◎サポートでお寄せいただいたお金は、作家活動費として活用させていただきます。