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軽やかに、諦める

「物語のある天然石のお守りアクセサリー」をお届けしております、作家のsarariです。

昨年の暮れに起きた、個人的な事件。

あれ以来メンタルが安定せず、非常に困っていました。

「ふわふわ軽やかな私」が一番心地いいのに、いつの間にか、頭も心も戦闘モードになっていたようなのです。


感情に振り回され続けた数ヶ月

誰かに勝とうとか、トップになってやろうとか、そういう戦闘モードではなく。

「どうして私がこんなに憤り、悲しまなくちゃいけないの」という、どこに向けたらいいのか分からない感情との戦い。

原因と向き合い、解決しようと試みたものの、その原因が解消されることが無いまま、数ヶ月が経過していました。

数ヶ月間ずっと、戦闘モードだった私。

時に憤り、時に悲しみ。

様々な感情に振り回され続けた数ヶ月だったように感じています。


軽やかに、諦める

季節が冬から春へと変わるように、私の心もまた、変わり始めている。

そんな感覚を覚えました。

原因が解消されないことに対して憤ること、悲しむことに、疲れてしまったのかもしれません。

「もう、いいや」

ふわり、とそう、思えるようになりました。

解消できない原因について考えたって時間がもったいないし、そもそも、闘うべき相手でもない。

「相手にする必要が無かったのに、どうして相手にしてしまったんだろう」

肩の力が抜けたというか、心が軽くなったというか。

「もう、いいや」

そんな風に軽やかに、諦められたように感じています。


「自分にとって価値のあるものを冷静に見極め、大切にすること」

身も蓋もない言い方になってしまいますが、

「相手にする必要も価値も無いモノだった」

ここ最近になってようやく、それが確信できるようになりました。

しかし、戦闘モードのきっかけになってしまった私の感情は、人間に備わる本能のようなもの。

辛い物を食べて「辛い!」と感じるのと、同じこと。

私は「人生に無駄なことは無い」と信じています。

「転んでもただでは起きない」がモットー。

だから、起きたことから必ず学びを探すようにしているのです。

「自分にとって価値のあるものを冷静に見極め、大切にすること」

そのことを時間を掛けて、そして、身をもって学んだ数か月間だった。

今はそう、心穏やかに、思います。


sarari

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