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【夫くんの居ない一ヶ月のこと】9月23日㈮ 4日ぶりの夫と、5年ぶりのマウス

夫くんが、月曜の朝ぶりに帰ってきました。

彼が研修先で使っている我が家の新しいパソコンも帰ってきた。

帰ってきたパソコンには、先週なかったマウスがついていました。

会社勤めをしていた時はいつも使っていたマウス。

退職し、自宅のパソコンを使うようになってから、マウスを使わない日々のほうが増え、約5年ぶりにマウスというものを使っています。


5年ぶりのマウスの感覚

5年ぶりのマウス。

ずっとパソコンのキーボードのところにあるタッチパネルのような部分で操作するのが当たり前になっていたので、マウスがあるのに、ついついそちらを触ってしまいます。

マウスでカーソルを動かすのも、5年ぶり。

とても久しぶりではあるものの、やっぱりマウスの感覚を体が覚えているもので、もうすでにマウスがあることに慣れ始めました。

マウスでカーソルが動くとか、マウスの真ん中の車輪のようなところでスクロールができるとか…。

そういう些細なことすら、5年ぶりとなると目新しい。

5年前は当たり前に使っていて、今もマウスを使ってみれば自然と使えるのだけど、感覚は「新しい」という風に感じています。

覚えているけど、新しい。

不思議な感覚です。


4日ぶりの夫くん

パソコンとマウスと一緒に帰ってきた、夫くん。

先週はたった4日会わなかっただけなのに、帰宅した夫くんにどんな顔をしたらいいか分からなっかったけれど、今日はいつもどおりに迎えることができました。

一緒にご飯を食べて、一緒にソファに座って、一緒にアイスを食べて。

とても些細なことが、今はいつも以上に愛しい時間に感じます。

夫くんは、月曜日から溜めた洗濯物も一緒に連れて帰ってきました。

明日は雨、ということもあるので、今夜洗濯をして、除湿機を使って夜のうちに乾かしてしまおう、ということに。

いつもは土曜日の朝にやっていたので、明日の朝は、いつもよりゆとりのある朝になりそうです。


ただそれだけの理由で、隣り合って、生きています

4日ぶりの夫くんと、5年ぶりのマウス。

マウスは本当に久しぶりで、「そういえば、こんなものあったね…!!」というのが、実は私の第一声でした。

4日ぶりの夫くんに感じたのは、やっぱり、安心感と喜び。

「結婚できてよかった。一緒に暮らせてよかった」という幸せです。

私、結婚できると思っていなかったんです。

それは夫くんも一緒で、私たちは高校時代に交際を始めたのですが、「付き合っても、いつかは別れるよね」とお互いよく言っていました。

お互いが恋人ができると思っていなかったし、お互いが結婚できると思っていなかった。

そんなふたりが今、一緒に暮らして、同じ時の中で生きている。

不思議なものです。

マウスが、パソコンと必ず一緒にあるものでないように。

パソコンが、パソコンだけで使うことができるように。

ひとりでも生きることのできる私たちが、今日も、一緒に生きている。

「一緒に居たい」って、思うから。

ただ、それだけの理由で、私たちは今日も、隣り合って、生きています。

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