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カンボジアに行って来ました

今年の8月に、カンボジアに行って来ました。10年来の友人が、プノンペンに赴任することになり、8年ぶりの海外、25年ぶりのひとりで乗る国際線でしたが、リュックひとつで行って来ました。旅行中、帰って来てから考えたことはFacebookやブログにも書いているのですが、こちらでは少し視点を変えて書いてみようかと思います。

初日の午前中にプノンペンに着き、3日目にシェムリアップへ移動し、トンレサップ湖でクルージング、4日目にアンコール遺跡群、5日目にシェムリアップからトゥクトゥクで2時間近くかけてベンメリアへ。その日のうちにプノンペンへ戻り、6日目の午後プノンペンからバンコクへ、その後東京へ。2日目だけひとりで観光をして回りましたが、あとは友人が仕事の休みをうまく合わせてくれて、楽しい6日間でした。

初日はマーケットを巡り、ワット・プノン(プノンペンの町の名前の由来となったお寺)からトンレサップ川の川岸で夕涼み。2日目はトゥール・スレン虐殺博物館から王宮、シルバーパゴダと巡ったところで17時。シルバーパゴダを出た後、カンボジア・ベトナム友好の塔のあたりを歩いてトゥクトゥクをひろって帰宅。昼間の気温は32度くらい、東京と変わらない気温。汗をだらだら流しながら、マーケットで買ったクロマー(カンボジア の手ぬぐい)で顔をふきふき歩くのですが、15時過ぎると空気がすうっと涼しくなる。17時過ぎれば風が気持ちいい、こちらは湿気が少ないのかな、と思いました。

でもよく考えたら、クーラーでキンキンに冷えている場所が多くないのかもしれない、と思い始めたのが、3日目にシェムリアップに移動してから。プノンペンで入ったレストランもカフェも、シェムリアップで入ったレストランも、クーラーがきいていたのは1軒だけ(その1軒も、クーラーがきいている場所とそうじゃないオープンエアな場所があったようです)。お店で出てくるお水も常温(ビールはまあ冷えてた!) 気温は東京と変わらないのに。どこへ行っても、頭の上でシーディングファンが回っていて壁もないので、汗はかくけど暑さはそれなりになんとかなる。ホテルや友人の部屋はクーラーが入っていますが、聞いたところ電気代はそれなりに値段が高いのだとか。だからクーラーをつけっぱなしにすることはないそうです。

熱中症にならないためにも一日中クーラーをつけて対策する、それはもちろん命を守るために大切なのだけど、暑さをやりすごすことを、機械に頼らないやり方で考える、建物の構造などを工夫する。それも必要なことなのでは、と思いました。さらに…まじめに、右肩上がりを追い求めて必要以上に働き続けるのではなく、暑かったら無理しない、のんびりするのもいいのではないかと…。

今朝のラジオで、人手不足で倒産する企業があるという話がありました。それはもしかしたら、人手不足になる条件がそろっている会社なのでは、薄給で働かせすぎな会社だったのでは、というのがラジオの解説者の考えででした。私は…それももちろんそうなのかもしれないけど、そもそも人口が減っているのに、右肩上がりを追い求めているからじゃない?と思うのです。人口減少社会に見合った経済規模ではないのではないかと…暑かったら暑さをやりすごす方法を、社会全体で考えていけたらいいな、私自身は身の丈に合った暮らしをしていきたいな、と思うのでした。

#カンボジア #身の丈に合った暮らし #暑熱順化 #旅 #ひとり旅 #アジア #東南アジア

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