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くっつけているものは置いておいて、心動かされることに気持ちを向けていきたいな

9月は忙しい月でした。
と言ってもまだ、5日ほどありますけどね。
月の初めに初めてコロナに罹りました。
発熱も1日であっという間に体調は回復したのですけれど、
その間に定期的なセッションを受け、自分の人生を振り返ることができました。
そのことは、

4回にわたってここでも書きました笑

その間に実は、娘の進路のことでもあれこれ事件があったのですが、
これもきっと、時期を選んで起きてきていることなのだろうなあと。
こう言うと若い人は「自分が努力して今の位置にいる」と思っていて
カチンとくる人もいるのかもしれないのですが
幸いなことに?、娘は素直に言葉を受け取ってくれました。

きっと今の自分にベストで必要なことが起きてきている

そうしているうちに、海外で働いている夫が帰国。
秋の仕事が動き始めて、森やzoomで打ち合わせをしていたところへ
母方の伯父の訃報が届きました。

実は7月にもひとり、母方の叔父をお見送りしたばかり。
2ヶ月で2人の身内がなくなったことは
私にとっても少し体力が必要なことだったようです。
特に今回亡くなった伯父は、私が小さな頃、たくさん可愛がってくれた人でした。

幼い頃のことなので、断片的な思い出ばかりなのですが…
私は小学校に入る前まで、
母の実家から車で(今なら)20分くらいのところに住んでいました。
3歳違いの弟がいたので、よく母の実家に預けられていました。
当時母の実家には伯父が同居していて、市役所に勤めていました。
そしてあの時代には珍しく、伯父が買った自家用車があったのです。
2ドアのクーペだった記憶です。
伯父が仕事から帰ってくると「車でどっか行こうか」と、
ドライブに連れ出してくれていました。
遠出するでもなく、近くのレンゲ畑を見にいったりしていたと思うのですが、
自分の家には車がなかったので、とても幸せな記憶です。

伯父がお見合いの席でお茶出しにきた親戚の女性にひとめ惚れして、
結婚することになりました。
ある日伯父の車に乗ることになって、いつものように助手席に座ろうとしたら
「ごめんな、〇〇ちゃん、もうここに乗っちゃいかんのだわ」と、
後ろの席に乗ることに。
その時助手席に乗ったのは、たぶん伯母だったのでしょう。

しばらくして、伯父には娘が生まれました。
夏休みはいつも祖父母の家で、従姉妹大集合をしていました。
祖母はあまり身体が強くなかったので(でも100歳近くまで大往生)
従妹たちのめんどうを見てほしいといつも言われていました。
危ないことさせないように、車に気をつけて。
それを馬鹿丁寧に守っていた私。
個性豊かな従妹たちにとっては、目の上のたんこぶ。
その中でたぶんいちばんぶつかったのが、伯父の娘でした。

夏休み、市役所への出勤前に祖父母の家に従妹を連れてきて
「〇〇ちゃん、Sのことよろしく頼むわ、ありがとな。」
「S、きっついよな〜ごめんな、頼むな」
いつも私を気遣う声をかけて、仕事へ行っていました。
愛の濃い人でした。

昨日伯父とお別れする時に、従妹がボロボロ泣きながらなんどもなんども
伯父に頬擦りしているのを見ていたら、
素直に感情を出す従妹に、私も心を動かされました。
自分の気持ちをストレートに出せる、そういう親子関係にも感動しました。
きっと伯父からたくさんの愛を受け取ってきたのでしょう。

そして私も、心動かされるその時を味わって、
次へ進んでいけばいいのかな、と思いました。
「過去によく喧嘩したSちゃん」と

くっつけているものは置いておいて、
心動かされることに気持ちを向けていきたいな

あったかい思い出と今に包まれ、心ぽかぽかして帰宅しました。
私自身は今、母の介護をきっかけに、父とは新しく出会っている気分。
つい最近まで父のことがこわかったけれど、
今年になって直接話すことが増えて、新しく出会えた気分。
かわりにずっと仲の良かった母とはぎくしゃくしているけれど、
そのうちその時がきたらまた、出会っていくのかなと思うのでした。




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