時代。

私の父は職人。
昭和親父というやつなのかな。
毎年新年の始まりは日を見て道具の手入れをする。
私が見た時は刃物用の椿油を塗り、手入れをしていた。
おなじカンナでも何種類もあり、物により使い分けているそう。
1番古いのは中学生の頃、技術用に購入したものらしい。
孫の時代まで保つものを、が父の師匠の教え。
物を大切にが身に染みてる年代な気がした。
今の時代は使い捨て(使い勝手がいい)が主流だが、SDGsなーんていう割には矛盾した物が売れている気がする。
だけどいい物を、と思っても給料と支出がまるで合わない時代になってしまった。
人も物も何もかもがペラペラの時代になってしまった気がする。
私が息苦しくなってしまった原因なのかも、と。
もっとみんなが他人を思いやれる様な平和な時代にならないかなと願う。

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