贈り物 ~先様のお好みに合いそうなものを選ぶか、自分の好きなものを贈るか~(561字)

贈り物を購入する際、例えお相手のお好みであれ、自分の嫌いなもの、苦手な色、口に合わないものなどにお金を払うことは勇気が要りますね。

それでも、いつも私にピッタリと合うものを贈って下さる方々がいらっしゃいます。おそらく、御自身の選択肢には無いものであっても、こちらを思い浮かべて選んでくださっているのです。

“エッ!! この話したかな!?”、“欲しい、と話したかな!?”と思うものを頂くと感激します。私は、“催促しない生き方”を心掛けているつもりなので、言わずとも日頃の言動から好むもの、現在関心を傾けている事柄を感じ取ってくださっているのですね。

逆もあります。一般的に好まれる、とは言えない食品や飲料を自分が好きだから、と言う理由で贈ったり、ファンでもない贈る側の好みの有名人のグッズを選んだり、手持ちの衣料と全くマッチしないものを試してみては、と提案したり。それは相手への“贈り物”では無く、自分の好みのアピール。相手様の大切な記念日や、しきたりに即したご進物以外の平素のやり取りには良いでしょうが、先様を思うならば選び方は変わる、と思います。

例え好みと違っても、理由があって選んだものならば温かな気持ちが伝わるでしょう。贈答品には贈り主のお人柄やご姿勢、心が表れます。〇〇〇さんの次の贈り物の参考になれば幸いです。


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