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50代、ダンスはちょっと無謀だった体験記

「何かを始めるなら今すぐ」「今日が一番若い」・・・と言うけれど、ここから伸びますかね?

今年の初め、かねてからやってみたかったフラダンス教室を探すうち、いつもの「楽しそう!」が発動して(マラソンと同じです)、ヒップホップダンス教室に入りました。めちゃくちゃな方向転換です。
 
ヒップホップって、あれよね?くらいしか分からず入った教室は、先生も50代。この「先生も同年代」というのが、入会のハードルを下げました。ただし、娘さんが小学校のときに一緒に初め、長いあいだ踊って踊ってキレッキレ。初日のスタート前に踊っている先生の姿を見て、「私、間違えました?」。
 
真冬にもかかわらず、柔軟体操だけで汗をかいた後、いよいよダンスか!?と思ったら、アイソレーション(この名前も後で知ったお粗末ぶり)。首だけ前後左右、胸だけ前後左右、腰だけ前後左右~って、先生、そんな動き今までやったことがありません!
あちこち鳴るわ、痛くなるわで、基礎練習をひと通り終えたあと、ほんの少しだけ(2小節くらい)振り付けを教わります。音楽の再生速度を下げ、スローモーションのような先生の動きを真似て覚えますが、再生速度を戻してやってみよう、となるとバタバタ、バタバタ。「右、左、パッパッ」と覚えた動作(ダンスとは呼べません)を心の中の掛け声とともに再現するのですが、出した足が先生と違っていたり、逆を向いていたり。
 
そんなレッスンは週に1度。平日の真っ昼間ということもあって、生徒が私だけのときもあれば、2人、3人のときも。少人数だから理解度に合わせて進めてくださるようですが、先生もかなりの忍耐力が。どうしてできないのよーって、心の叫びが聞こえるようです。
 
ダンスは一朝一夕にしてならず。コツコツと積み上げる(体に覚えさせる)努力が必要ですが、20年前から始めるのと今始めるのでは、伸びしろが大きく違います。今日が一番若くても、やっぱり50代は50代ですもん。
思いどおりに体を動かすことができないと教えてくれたヒップホップダンス。できなさすぎてバツが悪く、先生に「頭では分かってるんです」と言い訳すると、「考えながらすることは大事だから、大丈夫」とやさしく返してくれますが、もう「できる」「大丈夫」は過信です(キッパリ)。
 
興味をそそられることについつい手を出してしまう私ですが、ダンスは無謀だったかな。もっと前に、20年前に、なぜ出会わなかったんだ・・・と嘆いてみたり。
そんな教室は、どうにも時間の都合がつけられず、只今休会中です。


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