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韓国ドラマ「ボーイフレンド」。スピリチュアルも交えて考えてみた!

サロンに来られる生徒さんの強い勧めで
韓国ドラマ「ボーイフレンド」を見ました。
※注:この記事はネタバレ含みます!

☆センスの良さがピカイチ!

ざっくり話すと、格差恋愛がテーマ

偶然出会った二人が、
その後、社長と新入社員という立場で再会
あらゆる困難を乗り越えていくというストーリーです。

いや~パク・ボゴム、爽やかすぎる!!
という個人的感想は置いておくにしても、
このドラマ、すごくセンスがいい!

BGMの選曲

出てくる小物

登場人物のセリフ

オープニングのアニメーション影絵も、
各話ごとにその内容を
暗示するかのような作りになっている。

そして随所に引用される、詞など文学的要素
ストーリーを運ぶ重要な役目を果たしていました。

旅行先のキューバで二人が出会うというの設定も、
作品全体の雰囲気を上手に演出する効果があって
とても良かったと思います。

☆名ゼリフ~その1~

さて、私が一番印象に残ったセリフです。

父が政治家で、常に世間の注目を浴びているスヒョン。

そんなスヒョンは、
自分が関わることで
ジニョクとその家族の
平穏な日常を壊してしまうと思い、
別れを告げます。

傷つき悲しむジニョクは
母親のような存在であるイ先生にこう話すのです。

ジニョク:
僕は彼女のことを
高くて深い城から
連れ出せたと思ってた

でも話を聞くと彼女は
またべつの城に閉じ込められていた

イ先生:どういう城?

ジニョク:
罪悪感という城
自分のせいでみんなが苦しむと
ずっと自分を責めている


そんな罪悪感に 囚われてしまうなら
この愛に意味はない

そう言って、彼も彼女を手放す決意をするのです。

☆スピリチュアル視点で考える “罪悪感”

ここで宇宙存在である「バシャール」
「愛」の反対語は「罪悪感」だと言っていた
くだりを思い出しました。

罪悪感という概念は、
自分に対して正直でないときに起こってきます。

つまり、自分にとって真実ではない行動をする時に感じるわけです。
「バシャール」より

そうなんです。
スヒョンは彼をとても愛しているのに、
別れる選択をしてしまいます。
“自分にとって真実ではない行動”です。

そんな罪悪感に
囚われてしまうなら
この愛に意味はない

このセリフ、とても深いと思いました。

罪悪感とは、自分を否定すること。

スヒョンは
“自分が関わることで
周りを傷つけてしまう”
と、自分の存在自体を否定してしまいます。

どんな愛を持ってしても、
人の罪悪感は救えない。

なぜなら
罪悪感でもって
自己否定している人、
つまり
自分を愛せない人は
他人も愛せないから。

罪悪感の沼からは自分で這い上がるしかない・・

そうジニョクは思ったのでしょう。

だから彼は“この愛に意味はない”
という結論に至ったのではないでしょうか?

それにしても
別れを告げられ号泣する
パク・ボゴムの迫真の演技力。
お見事としか言いようがない!!

私も一緒に涙しながら見てしまいました。(TT)

俳優さんとは
どんな心持ちなんだろう?
どれほどの感情移入なのだろう?

あれだけの演技、
もう演技ではなくなっていますよね⁈

私は役者ではないので分かりませんが
あの渾身の演技のあとで
すぐに気持ちの切り替えは
できるのでしょうか?

役者から自分に戻った時に
影響は出ないのでしょうか?

そんな心配をさせられるくらい
パク・ボゴム、
真に迫る演技でした‼︎

☆名ゼリフ~その2~

さて、話は続きます。
彼も彼女を手放す決意をした・・
とは言っても、そこはドラマです。

退職届を書くジニョクですが、
今までの思い出がフラッシュバックをします。

もし僕たちに耐えるべき困難が訪れたら
今までのいい思い出を糧に
耐え抜きましょう

自分が言ったその言葉を思い出し、
退職届を思い直します。

そしてスヒョンのいる部屋へ飛んで行き、
言ったセリフがこちら!

あなたは あなたが
望むようにすればいい

だけど 同じことを僕に求めないで
僕は約束を守ります

あなたと交わした
数々の約束を
果たしていきます

あなたが別れても
僕は愛し続けます

賭けましょう
あなたの別れと僕の愛
どちらが勝つか

誰が考えたんだ?!
こんなセリフ!!

かっこよすぎる・・(TT)

・・・と、脚本家に感心・感動しつつ、
スヒョンに寄り添う決意をするジニョクに万歳!\(^o^)/


そして彼女に1本のフィルムを手渡すのです。
「あなたが知らないチャ・スヒョンがいる」と言って。

その現像した写真が
彼女を心を動かしていくことになるのですが、

今時、フィルム時代のカメラなんて・・
という小道具がキーアイテムになっているのも
このドラマのセンスの良さなんですよね。

☆名ゼリフ~その3~

さて、さらに印象に残ったのが、
ジニョクとその母親とのセリフです。

母親は、息子ジニョクが傷つくことを心配し、
スヒョンに「息子と別れて欲しい」と直談判していたのです。
でも、そんな母親の心も理解するジニョク。

母さんの気持ちも
彼女の気持ちも愛だ


だから2つの愛を
何としてでも守るよ

母さんが許してくれるまで

彼女が罪悪感から
解放されるまで

変わらずに待つから

なんて出来た息子なんだ~(TT)

普通ならそんな行動をとった母親を恨むだろうに、
それも愛だと言い、

ジニョク家を騒動に巻き込むことを恐れて
別れを告げた彼女の決意も、愛だと言う。

だから2つの愛を
何としてでも守るよ

なんてセリフでしょう!(>_<)

☆自己愛について考えた

一方、葛藤を抱えながらも別れを告げたスヒョン。
父親にこんなことを言われます。

周囲を思いやる
気持ちは分かるが
何よりも重要なのは
自分を大切にすることだ


本当に
一生そんな気持ちで
生きていけるか?

自分を大切にすること=自己愛
ですよね?

繰り返しになりますが、
自分を愛せない人は、人も愛せないものです。

つまり自己犠牲の上に真実の愛はなりたたない。
だから、“重要なのは自分を大切にすること”なんですよね。

お父様はそんなことを言いたかったのではないでしょうか。

☆名ゼリフ~その4~と、憎い演出!

そんな父の言葉が心に響いた
スニョンの元に、
ジニョクからあるものが届きます。

それは初めてキューバで
出会ったときに
彼女がはいていたハイヒール

出会いが始まった、キーアイテムです。

そして箱の中に一通の手紙が入っていました。

あなたを僕の元に運んだ靴です

この靴が
またあなたを
連れてきてくれると信じます


今は険しい道ばかりだと思うけど
この靴を見て思い出して
僕たちの幸せだった歩みを


あなたは僕の
唯一の愛だということを
忘れないで

(もう、こんな文章、誰が考えたのよっ!!)

そしてスヒョンの脳裏に、彼が言った言葉が蘇ります。

「あなたが別れても 僕は愛し続けます」

ここで、この靴がこのような流れで使われるとは・・・

こんなことされたら、もう、心動かない人はいませんよね?!

そしてスヒョンはジニョクの元へ
急いで駆けつけます。

私だけが知らない
私の気持ちを見たわ

ジニョクさんといる私は
いつも笑ってる

あんなに幸せそうに笑うのね

そう。

「あなたが知らないチャ・スヒョンがいる」

と言ってジニョクが手渡した
あのフィルムの写真には
見たこともない表情の自分の顔が写っていた
んですね。

☆エピローグ

そして二人はハッピーエンド。
1年後の二人が仲良くデートしている場面で終るのですが、
その場面でもひとつのアイテムが登場します。

以前、ジニョクは
カメラにピッタリ合う皮のケースを手作りをして
スヒョンにプレゼントしていたのですが、

その心は、
“スヒョンの家になりたい”

彼女へプレゼントした、自分が大切にしていたカメラ。

そのケースを手作りして贈ったのには、
そんな想いが込められていたなんて!


登場するアイテムひとつにしても、
その扱い方がとってもステキでした。

それからもうひつ。
キューバで始まり、キューバ終わると思いきや、

「結婚したらサンティアゴに行こう」

と言うところも
「なるほどね〜」と思いました。

新たな門出、
第2の人生始まりですからね。

もうキューバではなく
スペインのサンティアゴ巡礼道〝カミーノ(道)〟
なんでしょうね。

さきほどの手紙の中の
「この靴を見て思い出して僕たちの幸せだった歩みを」
という流れからも、
計算されつくしたセリフなんだと感じました。

☆感想まとめ

彼が贈った言葉や
とった行動の数々

大切な人が元気がないとき、
どんなふうに接し
励ましたらいいのか

たくさん学ぶことができました。

正直、前半は「高校生の恋愛じゃあるまいしー」と、
ラブラブ純愛の二人に物足りなさを感じて見ていたのですが、

後半は
見事な心の描写
ふたりの心を動かしていった
周りの人達の言葉にも
唸らされたドラマでした。

最後にドラマの中にでてきたポエムを。

波が海の役目ならば
あなたを想うことは
私の役目だ


「波が海の役目ならば」 キム・ヨンス

観終わったあとから
音楽と共にじんわりと
胸に余韻が広がるドラマでした😌

※タイトル写真は「ドラマはびっと」様(STUDIO DRAGON CORPORATION )より拝借しました

今日も記事をお読みいただきありがとうございました♪

~みんなが愛と光の世界へ~
Sara

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