見出し画像

「アミ小さな宇宙人」語彙集2

「アミ小さな宇宙人」より心に残ったところを備忘録もかねて。



「偶然?それどういう意味?われわれの言葉には、それに相当する言葉がない」(P41)


一つの文明が進歩するということは、それだけ愛に近づくということなんだけど、それを達成した世界は進歩していて、誰も傷つけるということがない。これはわれわれより遙かに優れた知性がつくりだしたもので、これ以外この宇宙で生き延びる方法はないんだよ・・」(P43)
「小道を歩いてきた時のことを思い出してごらん?」
「うん、思い出しているよ」
「あの時はすべてがいつもと違っているように感じたね。たぶんすべてが美しくみえたろう?」
「うん、あの時は催眠状態だったんだね・・たぶん君がかけたんだろう!」
「あの時は目覚めていたんだよ!
今は催眠状態で眠っている。人生には少しもすばらしいことがなく、危険なことばかりでいっぱいだと思い込んでいる。潮騒も耳に入らなければ夜の香りも感じない。歩いていることも、ほんとうに“見る”とはどういうことなのかの認識もない。呼吸することも楽しまない。
君は、今は催眠状態にいるんだよ。否定的な催眠状態だ。ちょうど戦争を何か“栄光”のように感じている人とか、自分の考えに同意しない人をみな敵だとみなしている人とか、制服を着ているだけでなんだか偉くなったように感じている人と同じようにね。これらの人たちはみな、催眠状態だ。催眠術にかかっていて、深く眠っているんだ。
もし、人生やその瞬間が美しいと感じはじめたとしたら、その人は目覚めはじめているんだ。目覚めている人は、人生は、すばらしい天国であることを知っていて、瞬間、瞬間を満喫することができる・・」(P73~P74)
円盤は水面3メートルほどの高さに浮いたままぼくの方にだんだんせまってきた・・逃げ出したくなった。宇宙人なんかと知り合いになるんじゃなかったと後悔した・・ひょっとしたら宇宙動物園かどこかに連れ去ろうとしているのかもしれない・・円盤がぼくの頭の上に来た時は、もうこれで最後だと思った・・まな板の上のコイ同然だった・・エレベーターのようなものに乗って自分の身体が上昇していくのを感じた・・ただもうあのタコの頭をした残忍な血走った目玉の怪物が現れるのを待つだけだった・・・。

突然、足がふわっとした床の上に降り立った・・快適な空間にいる自分に気づいた。善良な子どもの大きな目をしったアミが目の前に立っていた。
彼のやさしい眼差しが僕を落ち着かせ、彼が教えてくれたあの美しい現実に少しずつ戻らせてくれた。
アミはぼくの方に手をおいて、「落ち着いて、大丈夫だ。何も怖いことなんかないよ」とやさしく言った。
やっと気持ちが静まり、話せる状態になった時、少しほほえんで彼に言った。
「とっても怖かったよ・・」
「それは君の野放しになった想像力のせいだよ。コントロールのできない想像力は、それが生み出した恐怖で人を殺すこともできるし、善良な友達ばかりの中でも化け物を生み出すこともできるんだ。われわれの内部の生み出した想像の化け物をね。でも現実はもっと単純で美しいものなんだよ・・」(P81~P82)
「じゃ、あれは・・」
「地球だよ」
「えっ、地球?!」
驚嘆のあまり口が開いたままだった・・あんな小さな星の中に山や海やたくさんの大きな建物があるのかと思うと、とても信じられない気持ちだった。
不思議なことに、記憶の奥にしまい込んであった思い出が次々とわき出てきた。
子どもの頃よく遊んだ小川、苔で一面に覆われた壁、庭に飛び交うミツバチ、夏の午後の牛車・・・それらがみんなあの星の中につまっている。みんなあの小さな水色の球の中につまっているのだ・・・。(P113)

この感覚、よく分かります。先日私もそれを思ったばかりだったので。

今日も記事をお読みいただきありがとうございました♪

~みんなが愛と光の世界へ~
Sara

*インスタグラム*
https://www.instagram.com/ihatov_forest/
*Twitter*
https://twitter.com/Sara_nekotsukai
*youtube*
https://www.youtube.com/channel/UCboAEVRSGTkSF-NWPvuNIng?view_as=subscriber

☆オンラインでカラーセラピーや点描曼荼羅画体験・講座も行っています。

画像1


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?