”75年前の今”を共に…?

「75年前に生きていた人が、現在ツイッターを使っている。」


何点かおかしな部分がある文章ですね。
まず、75年前にはツイッターは存在しない。
75年前なのに現在っていう表現…。
ん?今おばあちゃんがツイッター使ってるってこと?
自分で書いていても、よくわからなくなりました。



種明かしをすると、

『1945ひろしまタイムライン』

きいたことありますか?

これは、
もし原爆を落とされた75年前にツイッターがあったら、
当時の人はどんなツイートをしているかを再現しているもの。

実際に存在する日記に沿って、ツイートされています。
日記を書いた75年前と同じ時間にツイートされています。


________

75年前の8月16日午前8:14に原爆が落とされた。

_______________

正直、今まで原爆の存在が遠くにあった感じがしてたんです。
教科書やニュースで見たり、広島の平和公園に行ったりしました。
でも、「過去のこと」「遠い昔のこと」であるから、
なんだか実感が湧かなかったんです。
(おそらくこういう風に感じる人が大半かもしれません。)


でも、どうでしょう、
こういう風に、
私たちが日頃使っている SNSに
リアルタイムで
当時の人の気持ちが
表示されたら・・・。

当時の人と共に時間を過ごしている。
彼らの気持ちがダイレクトに伝わってくる。
何が起こっているか鮮明に想像できる。

だから、ハッと気づかされました。
「平和は守っていかなければならない」ということを。改めて。
今まで学校で学んできた以上に、
このツイートは私の心を揺さぶりました。



このような取り組みを見ていると、時代の変化を感じますね。

現在、被爆者の方の人数が減少し続け、
後世に原爆の事実を伝えにくい世の中がくると思われます。

しかし、この取り組みのように、
「今の時代だからこそできること」に
シフトをチェンジして行くことも可能なんですね。
ツイッターで当時の様子を鮮明に表すことで、
以前より多くの人たちが、
この事実に向き合うことができたのではないでしょうか。

NHK広島放送局のみなさん、
本当にありがとうございました。

これからも平和を守っていきましょう


#ひろしまタイムライン #広島原爆#平和#やるかやらないか#NHK#NHK広島放送局






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