マガジンのカバー画像

大人の教科書〜美術館巡り〜

27
美術館の紹介です。 作品の感想だけでなく、建物や内装 照明計画などの見所をインテリアコーディネーターの視線で紹介しています。
運営しているクリエイター

#地中美術館

建築物を見て歩く13国立新美術館〜李禹煥展〜

建築物を見て歩く13国立新美術館〜李禹煥展〜

兵庫県立美術館の中で触れていますが、私が国内で一番好きな美術館は、香川県直島にある地中美術館です。
李禹煥美術館は、地中美術館に向かう途中にあります。
設計はともに安藤忠雄。
自然と共生する静かな佇まいの美術館です。

国立新美術館15周年を記念する企画展に李禹煥が取り上げられたと知り、六本木の地で彼の思想がどんな形で表現されているのかを知りたくて出かけました。

色づき始めた木々と変わることのな

もっとみる
建築物を見て歩く❻国際子ども図書館

建築物を見て歩く❻国際子ども図書館

一枚の画像

この画像を見た瞬間、大きく心が揺れました。

後に、この画像は1981年に建築家安藤忠雄が手がけた兵庫県芦屋市にある小篠邸リビングの写真だと知りました。

安藤忠雄を知り、以来彼の作品を訪ね歩くことが愉しみの1つになりました。
このシリーズ「建築物を見て歩く」の始まりです。

ただ、noteを始める3年前までは、写真と記憶だけの記録でした。写真を見返すことはできますが、その時に感じた

もっとみる