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癖を手放したい時、必要なのは自分への「ありがとう」

自分の癖に気付いてしまう瞬間って、どんな時があるでしょうか?
癖、つまり習慣は、意図的に習慣化したことでない限りは自分で気付かない・気付きづらいから習慣なんだと思います。
人の歩き方や食べ方、喋り方なんかをちょっと観察すると、みんなそれぞれの癖があることに気付きますよね。
でも、自分にはそれが「普通」で「当たり前」だからあまり自覚がない。

その習慣に気付くのは、人から指摘されるか、人と比べた時がほとんどだと思います。
そしてどっちの場合も、ちょっとドキっとするのでは?
普通だと思ってたことが普通じゃなかった時、当たり前と思ってたことがそうではないらしいと知った時、不安になったりイラッとしたりするかもしれません。

気付いてしまった瞬間から先、真面目で繊細な人ほど自分を責めたり「なんでこんなことしてきたんだ…!」て罰する気持ちが出てきたりするのかなと。
特にそれが自分にとって大切なことであればあるほど。
人とのコミュニケーション、打ち込んでるスポーツ、大好きな演奏、仕事のスキル etc... 
努力したりコンプレックスがあったりするジャンルでの癖みたいなものは、何気ないものであっても指摘されると自分が悪者のように感じてしまう。
だから「間違い」をなくそうとしたり癖を悪いものとして「修正」しようとすると思うんです。

ところで、癖や習慣を手放したい・変えたい時に必要なのは自分に「NG」を出すことでしょうか?

どんな習慣も、自分が気付かないほどの習慣になっている以上、自分に「いいこと」があったはずなんです。
3歩進むたびに転ぶ歩き方が通常は習慣にならないように、あなたの話し方も歩き方もボールの投げ方も相手との心の距離感も、やる度にマイナスポイントしかなくて傷だらけになるなら、習慣になってないはず。
直接わかりやすい形でなかったとしても、どこかであなたを助け、守ってくれていたはず。

例えば人と話す時に、言葉を出すのに少し時間がかかる習慣がきらいだったとして、でもその習慣が、あなたに自分で考え、自分の中でしっくりくる、相手に届く言葉を選ぶお手伝いをしてくれてるのだとしたら?
不用意に言葉を発して後悔することを回避させてくれているとしたら?
ちょっとだけ感謝の気持ちがわいてこないでしょうか。

同じように、全てが何かの面で私を守り助けてくれていたのだとして、でもこれからはその習慣を変えたいのならば、まず初めに私が私にしたいのは

「今までこの習慣で私を助けてくれてありがとう」

って自分に言ってあげることだと思うんです。
そして、その気持ちと一緒に

「今の私のサイズには合わなくなったから、次の新しいサポートを獲得しに行くね」

と思えるから、健全に、優しい気持ちで、前向きに、新しいことに取り組めると思います。

「癖」を変えることって本当に難しいことで、自分のアップデートであると同時にリニューアルでもあるから。
そのエネルギーは過去の自分を嫌うところからではなく、感謝して慈しむところから発掘したいんです。
そして多分、その方が早くうまくいきます^_^

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読んでくださりありがとうございます☆サポートで美味しいコーヒーショップのミルクティを飲んで、またよい記事が書けるようにお勉強します!