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すっぴんでお外に出られないのは

少し前、たとえ休日で近所のスーパーまでしか行かないとしてもすっぴんではお外に出たくない
っていう話をした時、#コルクラボ のメンバーから「それ、なんでねんろうな」って言われたのが、ずっと引っ掛かってた。
自分でもなんでだろう?って考えたことはあったし、この話をして今までにもなんで?て聞かれたことはあった気がする。

たぶんこの気持ちの裏にあるものを掘り下げた方がいい、そういうタイミングが来たんだ
ということなんだと思う。
だから、毎日お化粧するたびに、頭の中で聞かれる。
なんでねんろうなー

理由はもちろん、1つじゃない。
・マナーだといわれてきたから
・自分に自信がないから
・顔面コンプレックス
・人の目が気になる etc..
(あ、下の3つは一緒の話かな?)

このどれも嘘でも間違いでもなくて、だけどちょっとだけ、しっくりこないなぁという感じもある。
もうちょっと大きな理由がある気がして、今日一日頭の片隅で自分にお問合せし続けてみた。

ふと浮かんできたのは
「こうありたい自分」との差異に耐えられないから
というお答え。

私のお化粧はそんなに濃くなくて、すっぴんでもあまり変化がなく(でも、変わらないね!て言われるとちょっと凹む。苦笑)
とはいえ、可愛いって言われる(かもしれない)・可愛いって思える見た目に、ちょっとでも近づきたくてお化粧をしてきたんだと思う。
(そうじゃなきゃ、子供のころ「つり目」って言われたコンプレックスを何とかするためにたれ目に見えるようなアイラインを入れたり、
面長を笑われた悲しさを引きずって丸顔にちょっとでも見えるようなチークの入れ方をしたり、しないのだ)。

とすると、もしすっぴんでお外に出ても、絶対に自分の顔を目にするタイミングがなければあまり気にならないかもなーと想像した。
だけど現実としては、
お手洗いの鏡だけでなく電車やお店のガラスや、点灯していないスマホの画面なんかに自分の顔が見えてしまうことは多い。
その瞬間に、自分の「こうであってほしい」にちょっと近づけられるはずだった顔が、
逆のベクトルに向いてるという現実を直視することになる。

こんなに目が小さい…こんなに地味…こんなに肌に色むらが…

お化粧した後の顔がどんなか知っているから、
たった10分でわずかばかりでもましになれたはずの想像上(創造上?)の私を起点に、マイナスを向いているように感じてしまうんだ。

昔、電車でフルメイクをする人を見て友人が
見せることに一所懸命で、見られることに無頓着」とうまいことを言っていたけど
私は、なりたくてなれなかった自分を追いかけすぎて、ただの素の自分を亡き者にしようとしていた
つまり「見ないことに一所懸命で、認めることに無頓着」みたいな心理状態なんだろうなと、思い至ったわけ。

こうであってほしかった、こうなれたらもっと幸せだった、人に認められた…

それは「かもしれない」だけの話なのに、自分の理想をお化粧で偽装することで、現実だと思いたかったんだと思う。

きっと、写真加工アプリも同じだなぁ。
もっと目が大きくて、丸顔で、童顔で、血色がよくて、肌がつるっとした私なら
だれかに認めてもらえる。(かもしれない)

「かもしれない」はどんな時でも「if」の世界でしかなくて
逆(?)だったらほめてもらえたり認めてもらえたりの逆が起きるかは、分からない
どれだけ子供のころに大人に言われて傷ついた容姿を逆の特徴にふれるようにメイクをしたところで、ほめられるかは、
過去の私・今の私、過去の時代・今の時代・過去の人・今目の前の人、みたいな条件が全て異なる以上、完全に未知。
そしてそもそも「if」の時点で、ほめられるとも限らないんだよね!

だけど私は、「かもしれない」の世界に行きたくて行きたくて
毎日せっせとお化粧という防御魔法を使い続けてきた。
結果として、防御なしでお外に出たら危険にさらされると、思っていたのかもしれない。

「かもしれない」の呪いがどんなきっかけでとけるかは、まだ分からないけど
(自己肯定感とか自己受容の話だから、各自でその道をつくるしかないんだろうなぁ)
すっぴんでいることについても「ゼロ」か「百」かの思考から離れられたら
もう少し本質的な私を認めるきっかけにもなる、そんな気がしているよ。

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注)お化粧NGみたいな話にもなってしまったけど、そもそも私はお化粧品の色やパッケージやキラキラが大好きで、お化粧は好きなんだー。
そのことももちろん、認めているよ♪

そして「前にこんなnote書いたかも?」と思ってこれ↓を読み返したら
私、実はお化粧そんなに頑張ってないんじゃん!(笑)て改めて気づいて、
頑張ってないのに絶対しなきゃってのも変な話だなーじゃあしない日があってもいいか!ってちょっと思えたよ。
そして、あーまだレッテルをたくさん貼ってるんだなって気付いた。
ありがとう。昔の私^^



#note  #コラム #メイク #すっぴん #コンプレックス #自己肯定感

読んでくださりありがとうございます☆サポートで美味しいコーヒーショップのミルクティを飲んで、またよい記事が書けるようにお勉強します!