2025年 乙巳(きのと・み)年の運勢①~乙から考察できること~
皆さま こんばんは。
玲月彩良(れいげつ・さら)です。
今日は、年も明けたので今年の干支、乙巳(きのと・み)について。
(本来では2月3日の立春からが乙巳年ですね)
今年の干支である乙巳は乙という十干と巳という十二支で構成されます。
乙は陰の木の五行をもつ十干。巳は陰の火の五行を持つ十二支。
乙巳は五行関係では「木生火」で相生の関係です。
お互いに陰干支であり、相生の関係であることから、去年ほどは、表面上は大きな衝突や変化は感じられないかもしれません。
乙は地上に出た草の芽がまっすぐに伸びられず、曲がりくねって伸び悩んでいる状態のことを示します。
去年の甲辰の年にスタートさせた改革や創造を進めようとしても、まだ外の抵抗力が強くて、物事がなかなか進展しません。
だからといって必要に迫られて始めたものをやめるわけにはいかず、いったん始めたことは推し進めていかなければならないという厳しい課題がある年でもあります。
乙は、木は木でもか弱い草花の植物にあたる木です。
去年の大きな樹木の甲のような強さはなく、抵抗勢力が強すぎるとずたずたに切られてしまいます。
その結果、改革どころか、本人が枯れてしまいすべてが台無しになるような脆さを持ちます。
長く続けていくことが目標達成には絶対不可欠なことです。
脇道からでも、回り道でも、自分に負担がかからないやり方でコツコツと頑張るやり方を今年は意識していくことが、より良い今年にしていくための秘訣ではないでしょうか。
そのため、乙の年は何が何でもやり遂げるという強い意志よりは「逃げるが勝ち」や「押してダメなら引いてみろ」も選択肢の一つに入れながら、なるべく真正面から困難にぶち当たるようなやり方は避けたほうが無難だと私は思います。
今年の干支、「乙巳」の乙は巻き付く蔦も意味します。
したがって乙の年は、悩みやすい年でもあります。
一点集中で目先しか見えなくなると、途中で息切れします。
今年は例年以上に、気分転換やリフレッシュになる自分の時間や楽しみを意識して過ごずのがオススメです。
乙はまた、しっかりと立った甲に巻き付くことで自分の居場所を見つけることができます。
そして恵みの雨の癸が降り注ぐことによって、自分の生命力を強くします。
こういった乙の特性から、乙の年は人との繋がりの大切さが身に染みる年でもあります。
行き詰ったときは、独りよがりにならず、人の教えを請うことができる謙虚さと素直さをもつようにしましょう。
志を同じくする横の繋がりもあなたの今年の強力な援軍になってくれます。
今年は自分一人では成しえなくても、上の方からの引き立てや援助、そして横の繋がりの方や仲間とタッグを組むことで可能性が広がる年。
なんでも一人で背負ってしまうのでなく、自分のできること、できないことを見極める力をつけましょう。
人に上手に頼れる自分でいることが、今年の自分を良い方向へ導きます。
今年は、一見穏やかで変化がないように見えますが、その穏やかさは抵抗勢力が有利だからこその静けさです。
だからこそ、先を焦らずに少しでも進んでいれば良しとするくらいの大らかな気持ちでいることも大事です。
自分にも人にも優しく、無理は禁物の時期でもあります。
長くなりました。 続きます。