月の欠損と紫微斗数の福徳宮
皆さま こんにちは。
玲月彩良(れいげつ・さら)です。
お久しぶりのブログになってしまいました。
梅雨のどんよりとした日ですが皆さまはいかがお過ごしでしょうか?
昨日は、丙午月の丙午日。
年運に水が回っているとはいえ、火がたいへん強い一日でした。
丙は今年の年運の壬と出会うと、海に輝く太陽になるので相性は良いとされています。ただやはり、丙の日干としての力量が大きく関係する干関係だと思います。
私の鑑定上でも、丙の方は水気が苦手な方が多い印象があります。命式の他の五行とのバランスにもよりますが、火と水は真逆で相反しますから、剋の作用が他よりもキツく出てしまうように感じています。
たまたま調べ物をしていて見つけた西洋占星術のブログの記事がとても興味深く気になってしまい、最近はそのブログばかり読んでいます。
そのブログの作者の方は、西洋占星術での月の役割をとても重視していました。
西洋占星術では、月は女性、母親、プライベートを象徴する天体です。
月はその人の深層心理的な面を司るいわば、自分の居場所のような天体だから、ハードなアスペクトがあったりするのは良くないというのが、作者の方の主張でした。
私は月にハードアスペクトを幾つか持っていますので、この作者の方の伝えたいことは、とても良く理解できました。
そして、私も同じように人の幸福度には安定した心の状態が大切だと考えています。
人の心のありようや満足度は、東洋占術では紫微斗数が分かりやすく判断できます。
西洋占星術での月の役割を示すのは、紫微斗数では福徳宮の状態です。
福徳宮の状態を良くすること、悪くする要素を避けることが、自分の心の安定に繋がり幸福度を高めてくれます。
自分の幸福感に沿った生き方をするのが、一番人生を過ごしやすい生きられると私は考えています。
その幸福感を支えるのは、現実面での充実だと考えます。
目に見える形での成果は分かりやすいです。
そのため、目に見えない部分が欠損していて、不安定になりがちな私たちに自信と安心を与えてくれます。
福徳宮や月の状態が良くない方こそ、現実的な生活のパターンの型を持つことが大切だと私は思っています。
それは、些細なことでも良いので自分の思考が入らない行動を作るのです。
たとえば朝は起きたら必ずお化粧をする。
気分が乗らなくても、会社には行く。
夜はお風呂に入ってから寝る。
毎日の現実的なルーティン行動を作ることで、不安定な思考に言い訳ができなくなります。
その毎日のルーティンの積み重ねが、岸が見えない荒れた海に放り出されないための自分の重石になってくれます。
月の欠損も紫微斗数の福徳宮の悪さも、私たちに地に足をつけることの大切さを教えてくれているのです。
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