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【京都ライター塾】第3回講座レポ:企画のタネ探しで、日常が楽しくなる

こんにちは。30代、10ヶ月の子どもを子育て中の天宮さらです。
現在、フリーライターを目指して、京都ライター塾を受講中です。この記事では、受講して学んだことを京都ライター塾に興味がある人に向けて、お届けします。

京都ライター塾とは、エッセイスト・ライターの江角悠子さんが「ライターとして幸せになる」をゴールに、具体的な方法を教えてくださる全6回の講座です。

8月5日(土)に京都ライター塾の3回目の講座に参加しました。
今回のテーマは「企画の立て方」。企画を立てる、というと難しいと思う人もいるかもしれません。私もそう思っていました。でも、講座を受けて、企画を立てることへのイメージが変わりました。ポイントは、「肩の力を抜いて、日常のなかでアンテナを張ること」。これを聞くと、何だかできそうな気がしてきませんか?
それでは、3回目の講座のレポートをお届けします〜!

2回目のレポート記事はこちら↓


朱入れは否定ではなく提案

最初に、江角さんに添削していただいた、前回の課題を返していただきました。講義で学んだ、素材から構成を考える書き方で「好きなお店」と「私がハマっているコトorモノ」について書くという課題です。
添削していただいた原稿を見て、正直、落ち込みました…!読者ファーストの文章を書けていなかったなぁと反省。反省点は、ふんわりとした表現になっていて「これ、どういうことだろう?」と読者が想像しないと読めないところがあったこと。読者に想像させないように、情報を補うことが大事だと改めて感じました。
そして、江角さんから朱入れは否定ではなく提案だという言葉をいただきました。よりよい文章を読者に届けるために、添削があるのだと。添削していただいた愛を受け取って、読者にとって分かりやすい文章を書けるようになろうと思いました。

好きなことを書くために、企画する

いよいよ今回の講座の本題、企画を立てることについてのお話です。企画を立てれると、自分の好きなことを書けるんですよね。京都ライター塾の無料説明会に参加させていただいたときに、企画を立てれると「自分のしたい仕事ができる」というお話がありました。これを聞いて「そんなことができたら、なんて幸せなんだろう!」とワクワクしたのを思い出します。
売れっ子ライターは、自分で企画を立てて持ち込んで、仕事を獲得しているそうです。売れっ子だと、待っていても仕事がきそうですが、自分から提案しているんだと驚きました。ただ待つのではなくて、好きなことを書くために自分から動いているんですね。
企画を立てることは、ライターとして幸せになるために、必須のスキルです。熱量を持って書ける、自分の好きなことや興味があることを知ることが、企画を立てる第一歩だと思いました。

企画提案する、ふたつの方法

好きなことや興味があることが分かっても、書く場所がズレていたら、読者に読んでもらえないですよね。どこに企画を提案するといいかを、ふたつ教えていただいたのでご紹介します。
ひとつ目は、自分が記事を書きたい媒体を見つけることです。自分の興味と合っている媒体で書くことで、記事を読んでもらえます。媒体の研究をして、媒体のコンセプトや読者が興味のあることを知ることが必要です。最初にここを明確にしておくことで、本当に書きたいことを楽しく書けますね。
ふたつ目は、自分のメディアで記事を書くというやり方です。自分のnoteやブログ、Twitterで自分が好きなことを発信して、情報をためておくということです。すぐには芽が出ないかもしれないけど、タネをまいて育てる感覚ですね。好きなことだから筆が進むし、自分のメディアだから自由に書けるので、コツコツと書いて、育てていきたいと思います。

媒体に企画提案するとき、どういうことを企画するといいのか?を学びました。

・読者が読みたいもの、知りたいこと
・自分だからこそ書けるテーマ・書きたいこと
・まだ媒体で書かれていないこと
 の重なる部分を見つける

第9期京都ライター塾 第3回講座資料より

自分の好きを全面的に押し出すのではなく、読者や媒体を知ることも大事ですね。独りよがりにならないで、読者が求めているものを提供すること。媒体の過去記事を研究して、媒体のコンセプトに合わせたものを提供すること。文章を書くときに読み手を意識するのと同じように、相手に目を向けることが大事ですね。
書き手は好きなことを書くことができてうれしいし、読み手は知りたいことを知れてうれしい。書き手も読み手も幸せになれる企画を立てたいと思いました。

企画のタネを見つけよう

それでは実際に、企画を立ててみましょう!企画の立て方のポイントです。

▶︎誰がターゲットなのか?
▶︎自分の興味があることを挙げていく
例えば
・今ハマっていること
・今悩んでいること
▶︎誰に会いたいか?何を聞きたいのか?

第9期京都ライター塾 第3回講座資料より

日頃からアンテナを張って、ハマっていることや悩んでいることをピックアップします。悩んでいることは、企画して書くことで、悩みも解決するというお話をお聞きして、いいことしかないな!と思いました。
江角さんは、好きなケーキ屋の生クリームがおいしいので、生クリームの秘密を知りたくてお店の取材をされたそうです。知りたいことを知る、会いたい人に会うために企画を立てると思うと、楽しいですね!企画のタネを見つけようと日常を意識して過ごすと、企画だらけだと思いました。そして、自分が知りたいことを読者の読みたいにつなげることで、企画が具体的になりますね。

企画を立てる前に

企画を立てるときに、最初に意識しておくことです。

★独自性はあるか?
★具体性はあるか?
★実現可能か?
★話題性はあるか?

第9期京都ライター塾 第3回講座資料より

ひとつずつ、説明していきますね。
まずは、独自性。自分だからこそ、書ける企画かどうかということです。「好き」
も独自性です。受講生の方から「好きなことでも、自分より詳しい人がいるんじゃないか、それで書いてもいいのか?」という質問がありました。私もそう思いました。江角さんから「好きになることが強み。ちょっと好きでも大丈夫」というコメントをいただき、自分の好きを大事にしてあげようと思いました。
次に、具体性。実際に取材できるかどうかですね。例えば、安室ちゃんが京都に住んでいるという噂があるけど、実際にインタビューするというのはイメージできないですよね。具体的にイメージすることが必要です。
そして、実現可能か。京都のライターさんは、真夏に紅葉の取材をするそうです。時期的に間に合うかどうかは、考慮するポイントですね。
最後に、話題性。例えば、一時期タピオカドリンクが流行りましたが、今は下火なので、書いても話題にならないですよね。旬の情報や季節のネタは話題を集めることができます。

企画を深める

どんな企画を立てるか決めたら、企画を深めます。

・テーマを掘り下げる
・切り口が重要
・何を伝えたいのか?

第9期京都ライター塾 3回目講座資料より

漬物を例に挙げると、「漬物の作り方」や「日本全国にどんな漬物があるのか」というテーマが考えられます。切り口としては、日本人の食文化や漬物の文化・歴史があります。切り口が違うと、伝えることが変わりますね。

最後に、企画書のフォーマットを見せていただいて、どう書いていくといいか具体的にイメージしました。実際の企画書は思っていたよりもスッキリしている印象でしたが、その中に伝えたいことがぎゅっと詰まっているので、伝えたい内容を簡潔に、明確に書くことが大事だと思いました。次回の講座までに、企画を立てる課題をいただいたので、講座の内容を振り返って、取り組みます。ドキドキ…!

まとめ

京都ライター塾には、ライターとしてはもちろん、一人の人間として幸せに生きるためのエッセンスがぎゅっと詰まっています。今回の講座では「企画のタネ探しをすることで、日常が楽しくなる」と感じました。「これ好きだな」と思うこともタネになるし、悩みがあったらそれもタネになって、書いて解決することができる。そう考えると、毎日が楽しくなりますよね。
毎日を豊かに過ごすことが、ライターとしてのスキルアップにもつながるし、講座のゴールである「ライターとして幸せになる」ことにもつながっている。そんなことを感じた3回目の講座でした。

毎回の講座では、自己分析ノートを他の受講生の方とシェアしながら深める時間があります。今回は同じ子育て中の方とペアになり、子育てしながらライターを目指すことへの想いを話せて、うれしかったです。自分に集中するまとまった時間は取りにくいけど、それでも歩みを進めていこうと話し、励みになりました!
そして、書くことを楽しむ気持ちを忘れていたなと思いました。最近は子どものお昼寝中に記事や原稿を書いていると、寝ている間に書き上げなきゃと焦る気持ちがありました。焦る気持ちでは、いいものは書けないですよね。思うように進まないこともあるけど、ちょっとずつでも楽しみながら、やっていきたいと思います。

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