白い肌に数えきれないほどの泡がついている。
水面の光が屈折して白い肌色に虹色が映る。
その虹色の光の元を辿ってみる。
一本の髪の毛だ。
髪の毛が光に照らされて虹色に反射していた。
最初は泡は小さく時間が経つにつれだんだん大きくなっていく。
その水の中での泡の大きさの限界が来ると皮膚から離れて水面に浮いてくる。
まるで肌から一粒一粒生まれてくるようだ。

私の肌色はこんなに白かっただろうか?

お日様というのはすごい威力があるものだ。
たいして白くもない肌をこんなにも白く映し出す。
水も泡も一役買ってくれている。

そんな暖かい昼下がり。

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