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2024年9月までに打って!HPVワクチン無料接種の時期迫る!


はじめに:HPVワクチンって何?

HPV(ヒトパピローマウイルス)は、世界中で広く普及しているウイルスで、特に性交渉を通じて感染することが多いです。このウイルスは、子宮頸がんの主要な原因となるのですが、予防接種によってそのリスクを大幅に減らすことが可能です。

重要なお知らせ:初めて接種なら2024年9月までに

現在、1997年4月2日から2008年4月1日生まれの女性に対し、HPVワクチンのキャッチアップ接種プログラムが提供されています。これは、過去に接種の機会を逃した方々に、公平な接種機会を確保するためのものです。しかし、このプログラムは2025年3月末で終了予定となってしまいます。つまり、標準的な接種間隔を考えると、2024年9月末までには1回目の接種を開始する必要があります。

厚生労働省「ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種を逃した方へ~キャッチアップ接種のご案内~」より

なぜ今、接種を受けるべきなのか?

子宮頸がんは若い女性にとっても無関係ではありません。HPVに感染すると、感染してからがんが発生するまでに数年から数十年かかるため、早期の予防が重要です。HPVワクチンは、これらのがんの大部分を予防することができるため、接種は非常に重要です。

接種を受けるには?

HPVワクチンは、標準的な接種間隔で3回接種します。2024年9月末までに1回目を開始すれば、公費での接種が完了できます。接種を受けるには、住んでいる市区町村の保健所や指定された医療機関に連絡して、接種スケジュールの予約を取ることが重要です。

最後に:20代の皆さんへ

20代は人生の新たなスタートを切る時期であり、健康もその一部です。HPVワクチンは、将来的なリスクからあなたを守るための重要なステップです。接種の機会は限られていますので、この機会を逃さないようにしてください。あなた自身の健康を守ることは、将来のあなたとあなたが愛する人々にとっての最大の贈り物になります。

注記

  • キャッチアップ接種とは、積極的勧奨の差控えにより接種機会を逃した方に対して、公平な接種機会を確保する観点から、時限的に、従来の定期接種の対象年齢を超えて接種を実施することを指します。

この情報は厚生労働省の2024年2月改訂版に基づいています。接種を受ける際は、最新の情報をご確認ください。健康は自分自身で守るもの。HPVワクチンで、より安全な未来を手に入れましょう。当院ではHPVワクチンの接種を積極的に行なっておりますので、もし気になることがありましたらお気軽にお問合せください。

参考
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001073361.pdf


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