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さぽのよる会 5月の巻

こんにちは、北九州市市民活動サポートセンター(サポセン)です。

先日、「さぽのよる会」こと「サポセンで月に一回NPOの仲間と対話してみる夜会」の5月の会を開催しました。
ほわっとながらも灯った夜の灯りに吸い寄せられて、早速、新たに3団体の方から参加したいとの声かけをいただき、今回は2団体の方が参加されました。

新規参加者もいらっしゃるということで、まずは、簡単な自己紹介の後、NPO法人すきっちゃ北九州の入門(いりかど)さんから、すきっちゃの協働の取組み「あそぼうさい」と「まちクエスト」についての紹介でスタート。

ちょっと固くなってしまいそうなことを、遊びを交えて楽しませようとする取組みは、アイデアに溢れていて、自分たちがこれから取組むイベントなどへのヒントもたくさん。
ワクワクしながら聞き入ってしまいました。
この取組みについての紹介はまた改めて。

入門さん曰く、このようなイベントを行う時に、主催者とお手伝いの関係ではなく、みんなでやっていく・みんなでつくるということを意識しているということ。
集合体を意識するために、全員で集合写真を撮るようにしているというお話の影響を受け、早速会の終わりには、みんなで集合写真を。
オンライン画面も交えてというのがイマドキです。



入門さんのお話の後は、感想や質問、また途中参加の方の自己紹介なども挟みながらそれぞれが発言していくというスタイルで会は進みました。

・NPOまつりのようなものがあれば、みんなで集まって何かができるのでは。
・こういう取組みを継続して、北九州から全国に発信していけるようにしていきたい。
・思いの共有・共感からのプロセスを聞いてみたい。
・小さくゆるく繋がりいろんなとこほといろいろやっていく+大きなイベントになんらかの形で関わっていきたい。
・繋ぐコーディネーターが大事。ただ、世代が下がっていかず、下の世代に動ける人がいない。
といった感想や意見、悩み。

途中参加のメンバーの自己紹介の流れから
・ひとり親家庭へのフードパントリー」を新たに助成金事業で始めたが、どうすれば対象の人に情報を届けられるか
・支援が行き届かないところには、情報も行き届かない
・NPOや市民活動者にはドアを閉ざすが、行政にはドアを開けるということもある
・行政サービスと現在NPOなどが国の支援などを受けて行っているサービスなどの支援からこぼれているところを拾いたい。
・今はギリギリで乗り越えていても、親の突然の入院などで、急に困った環境に陥るということは必ずある。その時に頼れる場所が必要。
・本当に信じられないようなことが起きている。然るべきところへ話を伝え動かしていかなくてはならない。
・分かりやすくチラシを作り直したり、どこに配るか検討したり、情報を届ける方法を考えようと法人で取り組んでいる。
といった悩みや憤りや思い。

話はさらに広がり、
・相談支援員などの専門職が入り、直接顔が見えなくなっている部分もある。相談支援員や個性もあるため、支援員と顔の見える関係をつくり、適した人に支援をお願いするようにしている。
・相談支援員は、制度設計としては良いが、これだけで飯を食えないというのが問題。スクールカウンセラーなども同じ。
・NPOが増えれば、ワーキングプアも増える。無償・有償のボランティアについて、そろそろちゃんと議論をする必要がある。
といった重要な社会課題にまで話が及び...

みなさんの思いが溢れ、話は尽きることなくあっという間に時間は過ぎ、2時間を経過したところで、今回はここまでとお開きにさせていただきました。

いずれの問題も簡単に答えが出るものでもないですが、すぐ動けるものは動きつつ、情報の届け方だったり、ボランティアの有償・無償の話だったり、私たち行政とNPOのみなさんで考えていくことで、何か進めていくことができるようなものについては、改めて機会を設けてじっくり話していければと思っています。

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by にーやん

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