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防災とNPOとネットワーク!

おはようございます!北九州市市民活動サポートセンターです。
(冒頭のイラストは、Aomy.さんのイラストを使用させていただきました。ありがとうございます。)

今日は、先週金曜日に開催された「Bousai啓発ネットワーク(仮称)」に参加させていただいて考えたことや、ちょっとした気付きみたいな事を…

この会は、ホントに色んな立場の方が参加されていました。
その道の専門家やNPO法人の方々、大学教員、サークル、地域(まちづくり協議会関係者)などなど

全国的にみて災害の少ない北九州市において、防災について情報共有し、ネットワークを構築しようという取り組みです。

会の趣旨等は、発起人である入門さんのnoteをご覧ください!


では本題に...

防災ってなんだ?

会議を終えて、改めて防災ってなんだろう?ってふと思いましたので、自分なりに分解してみました。

①災害を未然に防ぐような、被害防止に関するようなもの。例えば…NPOの方々が取り組んでいることで言えば、はびこる竹を伐採して、従来の森を取り戻すための活動とかですかね。つまり、自然環境等に関するところ

②災害が起こってしまった時にどう動くのか?とか、避難所の開設や運営。
もちろん避難所にいる方の生活の支援やメンタルケアみたいなことも必要となってきます。これは、人(被災者)のケアに関するところ。

③被災した住居などの土砂災害や水害の時の、土砂の掻き出しや、瓦礫の撤去、台風被害の時の屋根へのブルーシートの設置など被災した構造物の復旧に関するところですかね。

まだまだ細かくするといろいろあるんでしょうが、素人なりになんとなくですが、こう言った分類ができるのかな…

いつ動くのか?

①の分野は、いろんな切り口でやってる人たちがいますね。
里山の整備とかもそうだろうし、海岸や河川の清掃なんかも大切だと思います。
もちろん活動するのは、災害発生前にやっておかなければ意味のないことですよね。

②の分野だと、避難所がたくさん設置されるような場合には、少数の団体では、当然手が足りなくなるし、もしかしたら団体の方々も被災者になる可能性もあるので、発災後というよりも、発災前から地域に意識づけしておかないと、イザっていう時にはどうにもならないような気もします。

③は、かなり専門知識も必要だと思いますし、それなりの資機材を所有しておく事も必要ですよね。もちろん実働は発災後になるのですが、発災前からのトレーニングや専門知識の習得、資機材のストックなど、これも発災前に準備しておかなければ、対応は後手後手になっちゃいます。

結果として…
こうやって整理してみると、防災って、日頃からの積み重ねによるものであると認識できますよね。

結局、日頃から備えておかないと有事の際のスムーズな動きに繋がらないということになると思います。

そういった意味でも、災害に関する知識や、それぞれの専門性や、活動内容を共有しておくという今回の Bousai啓発ネットワーク(仮称)による活動はすごく大きな意味を持つと思います。

サポートセンターとしてどう備えるべきか?

つぎに、個人的に、災害時の対策や対応について、専門的にやってるわけではないので、NPO法人をはじめ、市民活動団体の支援等を行うセンターで仕事をする職員として、何をしなければならないか…という事を考えてみました。

「防災」ってキーワードだけで検索したところで、該当する北九州市内のNPO法人等の数は、そんなに多くないと思います。

ただ、日頃「防災」ってことを掲げて活動を行っていなくても、結局それに繋がることというのは、たくさんあると思います。

先日、サポートセンターの日で発表していただいた、あそびとまなび研究所の秋葉理事長もおっしゃっていたのですが、子ども食堂やフードパントリーに関する取り組みも、結局は防災につながるということでした。

確かに、何か起こったときに、あの人どうしてるか?避難所に来てないね?とか、そこで気にしてくれる仲間がいることって、すごく重要なことだと思います。あえていうと、上記②に該当する部分では必要になってくると思います。

結果として、行き着いたのは、サポセンとして、もちろん、防災についてNPOの方々がどういう活躍ができるのか?ということを考えて置く必要はあるのでしょうが、そこと関連付けていろんなNPOの活動を見ておく必要はあるのだろうという考えに行き着きました。

いろいろハードルは高いような気もしますが、結局、日頃の業務の姿勢というか想像力なのでしょうね。

今後も参加させていただくにあたって…


今回、この会議に参加させていただき、防災という切り口だけで、いろんな活動をされている方々が思いのほかいらっしゃるということはわかりました。

サポセンとしては、この防災という切口を前提に掲げる団体のみなさんと、そうではないけど、そこに結び付くような活動を行う団体とを繋げていくのも大切なのだろうとの気づきを得ることができました。

今回の会議はキックオフで定期的に開催していくとのことですので、ちょっと参加されてる団体の方々とは視点は違うかもしれませんが、私は、今後はそういった視点で関わっていくようにしたいと思います!

では、今日はこの辺で!
今日もお読みいただき、ありがとうございました。

(文責 イノ)


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