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NPO公益活動事業補助金二次審査会を終えて…

北九州市市民活動サポートセンター イノです。

今日は表題のとおり…サポセンから交付する補助金の審査会が終わりましたので、審査会で感じたことなどアウトプットしておこうと思います。

ちなみに最終結果は、上層部まで決裁を受けてからのお知らせになるので
もう少しかかります!

提案団体の皆様は、ちょっとだけお待ちくださいね。

二次審査

二次審査の概要ですが…
私達の補助金は、二回審査を行うこととしています。
一次は書類審査、二次はプレゼン&質疑です。

審査員はみなさん外部の方です。
大学の先生、地域活動を行う団体の代表者
NPO法人の方や他都市の中間支援機関の方
民間シンクシンクタンクの方 などです。

審査員のみなさまに採点基準にそって審査をしていただき、その結果にもとづいて、補助金の交付額を決めていくという形態です。

今年度から、提案内容ごとに
市役所の担当課の課長もしくは係長にアドバイザー的(審査はせず、市の方針等との整合性についてコメントをいただく感じ)
に審査に関わっていただきました。

これには、
担当課それぞれの担当する分野で活動をしている団体がいることを知っていただくこと

気に留めておいてもらうことで、今後、事業を動かそうとしたときに声をかける対象として検討してもらう

という狙いがあります。

今回の補助制度は、
同一団体の同一事業は翌年度は交付できませんし、ステップアップしていることが認められても翌年度に限り…
というように連続して補助金を交付することは制限しているため、

補助金をもらっている間に成果を積み上げ、その後の活動のために、担当課との関係性も構築しておいて欲しいとも考えてます。

今回は当初14団体の方に応募いただきましたが、5団体は落選となり、一次審査では9団体が通過

審査員の評価点で概ね6割以上を獲得された団体の方々に二次審査に進んでいただきました。

プレゼンのこと…

やっぱり、プレゼンは準備が重要ですね
時間が短いとはいえ、しっかりと準備をされている方は強いです。

準備というのは、話す内容だけでなく時間配分も重要です。
しっかり、時間配分も含めてお話しされた団体は9団中2団体しかいなかったのではないかと思います。

審査の公平性を保とうと考えると時間が経過した時点で、お話しは終えていただくほかありませんから、時間が来てしまうと強制的にやめていただくこととなります。

逆にあんまり早く終わってしまうと。。僕らからすると「やる気あるの?」って思えてしまったりします。

やはり、市役所の一組織としては、財政当局との予算獲得のための交渉は非常に大変なんです。
知らない方多いと思いますが、結構労力必要なんです。
そうやって、やっと獲得した予算を配分するのですから、より効果の高い事業に補助は出したいし、やる気のある方が に使っていただきたいです。

しかも今回は担当課の行政の職員にも見てもらっている中でです。
そういうところへのアピールにもつながるんですよね…

今後、他の助成金等を申し込まれる方は、時間配分も含めてご準備されておくことをお勧めします。

質疑でのこと。。。

これは、手短にお答えいただく方が良いのですが、大半の方が回りくどい感じでした。

例えば。。。
事象が何件ありましたか?って聞かれてるのに、○件と答えずに、北九州市内では、こんな時間帯に調査をしているけど、そういう事象に遭遇したことがあります。みたいな。。。

あとで審査員の方と話したところ、そこで○件と答えてもらえれば、そういうことが○件もあるのであればこの活動の意義は高いですね!っていうように団体のことを応援しようと思っていたそうですが、そういう展開には、ならなかったとおっしゃっていました。

すごくもったいないです。。。

うちの場合、質疑は圧迫型ではなく
(行政が圧迫的な質疑なんかやるとすぐに叩かれがちですからね…笑)、審査員の方々からの質問などは、アドバイス的な要素があります。

例えば、広報手段として、HPやSNSの活用にお大半の金をかける内容の提案がありましたが、これは、お金をかけるよりも、ボランティアで参加してくれる学生たちと協力して自分たちでチャレンジしてみては?と提案がありました。

しかし、そういうのは苦手なんで…業者に頼んで費用を聞いてみたらそれぐらい必要といわれたんです。で終わらせてしまう。

絶対提案してもらった形でやった方が、自団体のスキルアップにもつながるし、補助金が終わったあとの活動にも使えるからいいですよね。

サポセンという立場から、補助金を出すということを考えると、補助はNPO法人のため、そして、その活動によって救われる受益者の方のためなんですよね。。。

決して営利企業のためではないんです。
補助金がそういうとこに流れていくことが容易に想像つくようなことには
補助金は交付したくありません。
(といっても審査は審査員のみなさんなんですけどね・・・・笑)

また、サポセンでは毎年、PRに関するセミナーを開催しています。
かなり人気の講座です。もちろん今年もやります。

それで勉強していただいて、実際に動画を作成されたりnoteを投稿されたりしている法人さんもいらっしゃるんです。
参加費無料なんで、是非活用していただきたいです。

今後のこと

これから、結果を通知して、それぞれの団体の方々とお話しをさせていただき、
その際には、審査員の方々からのアドバイスなんかも改めてお伝えさせていただきます。

また、申請金額の内訳など、再度精査させていただき、補助金を決定していく事になりますが、

申請時の見積もりが甘いところなんかは、その結果、金額が削られせていただくこともあります。


また、全部の審査を終えて、いろいろ審査員のみなさんとお話しをさせていただきました。

お金よらないサポートの必要性は、話に上がりました。(市役所の担当課との繋ぎなど含めて…)

当然ですよね、サポートセンターですからね..笑

もちろんやっていきますよ!

やり方はケースバイケースですから、
特に補助金の交付が決定した事業は、途中経過を教えていただき、また現場も伺わせていただきながら、サポートの手法など検討していきたいと考えています。

また、審査員の中には自団体の補助制度も活用してもらってよいというお話しをいただきました。

この補助金絶賛募集中ですよ!
気になる方はぜひ問い合わせてみてください!!

この補助金もプレゼンなどがあります。
できれば、今日書いてみたことなど、参考にしてチャレンジしてみてください。
もし何かお聞きになりたいことなどあれば、サポセンでもお話し聞いてみることもできます!

ではでは、今日はこんなところで。。。。

イノ

最後に言い訳。。。。
昨日note書くのさぼっちゃったんですよね。。。
実は、前日というか昨日の朝の3時過ぎまで選挙の開票の応援でして。。。2時間ちょっとは寝たんですが、全然、頭も回らず、ネタも浮かばず、
全くnoteに手が伸びませんでした…

朝も7時から投票所あけるのに6時くらいには行っとかないといけないし…
結果21時間労働…って、こんなところは、働き方改革とか無視なんですよね…誰かにだけ都合のいい変な世の中になってる気もします…


冒頭のイラストは、かきえもんさんのイラストを使用させていただきました。ありがとうございます。https://note.com/kakiemon

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