見出し画像

6月NPO活動発表会 NPO法人ALL OKに よる「備えよう!大切なペットの災害対策」

今回は、6月のNPO活動発表会で発表いただいた「NPO法人ALL OK」のご紹介や発表の様子を スタッフ ぼーがお届けします。
発表者は、笑顔が素敵な「佐藤 直美 理事長」です!


設立からペット防災を始めるきっかけ

佐藤理事長のお孫さんの誕生をきっかけに【孫たちが育つ世の中のために、何か役に立つことがしたい】と思いNPO法人ALL OKを 設立されたそうです。
設立時はペット防災はされてなかったそうですが、2020年12月に、ペット防災オンラインセミナーを開催。熊本地震の時に一番被害のひどかった益城町のワンニャンハウスの 管理をされていた講師の一言「僕たちはある日突然被災者になりました」。 実際に被災した人の言葉を聞いた時に、すごく胸に刺さり、ペット防災を始めるきっかけとなったそうです。

活動内容

主な活動ですが、毎月12日20時からオンラインによる「ワンニャンミーティング」を開催していて、今年6月で51回目を迎えるそうです(ちなみに忘れないように12日を「ワンニャンの日」)また、毎月第2土曜日には、ワンちゃんと一緒にごみを拾う「わんわんゴミ拾い」を開催し、今年で3年目に突入。ワンちゃんがいない方も参加でき、ペット防災以外に子育て支援も行っています。

災害への備えについて

災害時一人当たり必要な水は?では、ペットの必要な水のは?とクイズがあり 人はイメージできてもペットは考えたことが無かったのですが、「1日の必要な水は一人当たり3リットルに対し、ペットは一匹当たり【体重×100ml】。7日分が望ましい。」ことや、「非常食は、ペットにとって食べなれたものが良く、普段食べているものを少し多く買い、食べた分を買い足す『ローリングストック方式』がおすすめ」であることを紹介されていました。
他にも、ペットフードやペットシーツ、予備の首輪やリード、飼い主の連絡先と写真などを防災リュックに準備すること、そしてペットフードは1食分を小分けにしておくと飼い主以外が餌をあげる時に分かりやすいとアドバイスもありました。

大切な命を守るために重要なこと

今年(2024年)の4月、ワンちゃんと一緒に同行避難チャレンジを開催したことも紹介されました。そこでは、参加者が準備した防災リュックの中を見て学んだり、様々な防災食を皆で試食したり、ブルーシートの上をワンちゃんが歩けるか、クレート(ペット用かご)の中に入れるか、そして入った後に飼い主さんが離れても大丈夫かなどの避難訓練が実施。まずはハザードマップを確認したり、避難所のペット同行避難は可能かなどチェックしたり、平穏時こそ備えや訓練が大事なことを学んだそうです。
参加者からは、災害時に「周りに頼れる人がいなくて困った。」「ペットが近所にどのくらいいるか、どんな家族が住んでいるか全くわからず、救助の要請ができずに困った。」などの体験を教えてもらえたそうです。

日頃から大切なこと

最後に、佐藤理事長からは「一番重要なのは“日頃からのご近所付き合い”が大切なこと。まずは挨拶から。」と話してくださり、災害から大切な命を守るためにも、ご近所との繋がりの重要性をあらためて認識する機会になりました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?