saphirinus

カメラやオーディオを趣味にする自然観察指導員。機械式腕時計や万年筆もこよなく愛す。定年…

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カメラやオーディオを趣味にする自然観察指導員。機械式腕時計や万年筆もこよなく愛す。定年退職を迎え、鉄分補給をしながらのんびり撮影旅行に出たいと思っています。

最近の記事

レンズ沼の歩き方 基本の3本レンズ

 フィルムカメラ時代にレンズ沼にハマった私。 使ってみたいレンズがちょっと特殊なレンズの場合、そのレンズ1本で撮影に行くにはさすがにきつい。そこで、広角・標準・望遠レンズもついつい揃えることになってしまう。使ってみたいレンズ1本買うと無条件に3本は増える。雪だるま式にレンズが増えていくのは何とかしたい。そこで、新しいフィルムカメラのシステムを導入する際、最低限のレンズ構成でシステムを組むことついて悶々と考えた。  次に紹介するレンズ3本セットが、フィルムカメラの使用でレンズ沼

    • 「レンズ沼の歩き方」シフトレンズ編      OLYMPUS OM-SYSTEM      ZUIKO AUTO-SHIfT 24mm F3.5

       OLYMPUS OMシステムに手を出すきっかけとなったレンズ。当時、Nikonの一眼レフカメラ F100 / F5が主力機だったが、Nikonのシフトレンズは、28mm/35mmしかなく建物を撮るのには、もうちょっと広角のレンズが必要だった。  前玉が大きく保護用フィルターがつけられないのがちょっと残念。(モノクロフィルム用のYellow/Orange/Redフィルターは内蔵)  しかし、レンズの美しさはピカイチ。AF化に失敗した当時のオリンパスは、MFのOM-4/OM-3

      • 「レンズ沼の歩き方」パンケーキレンズ編 VOIGTLÄNDER ULTRON 40mm F2 Aspherical SL

         パンケーキレンズというと、f2.8が標準だった時代に現れた明るいパンケーキレンズ。フィルム用一眼レフでは、OVFでピントを合わせるため明るいレンズが好まれた。例えば解放f値1.4と言ってもf1.4はピント合わせ用で、暗い環境でも1~2段絞り込んでf2やf4で使うのが当時の常識でもあった。解放f値ではピントが甘く解像度もいまいち。最近は、オールドレンズとして、逆にこの描写を面白がる人も多いらしい。  このレンズは、2002年に発売となった1世代目。2012年に SL II

        • 写真はレンズで決まる!? S-Planar 1:2.8 f=60mm Carl Zeiss Nr61647xxx Lens maid in West Germany

           Nikon Zf を手に入れて最初にマウントアダプターで試してみたのは、やはりこのレンズ。 「写真はレンズで決まる!」40年近く前のヤシカ/Contax レンズカタログを飾っていたキャッチコピーだ。レンズ沼にとっぷり漬かるきっかけとなったレンズでもある。  「このレンズはxxを撮るのに必要」と買い足すのはまだ沼ではないが、「このレンズを試したみたい」とレンズを買うのは、もう沼であるらしい。  Yashica-Contax用マクロレンズ 60mmは、黒マウント・白マウント、

        レンズ沼の歩き方 基本の3本レンズ

        • 「レンズ沼の歩き方」シフトレンズ編      OLYMPUS OM-SYSTEM      ZUIKO AUTO-SHIfT 24mm F3.5

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          余は如何にしてデジカメ信徒となりし乎

          イントロダクション  物心ついた時からフィルムカメラを使っていたfilm-native世代の私が、どのようにしてフィルム無しの写真生活に移行していったかを書いてみた。 Film時代  2年間アルバイトして、やっと手に入れた初めての一眼レフカメラはNikonF2。すでにF3 が発売されていたが敢えてメカニカル機を選んだ。そして、このカメラが絞り、シャッタースピード、ISO感度のすべてを教えてくれた。  そして自動露出が一般的になり、ミノルタが発売したα7000のAFの衝

          余は如何にしてデジカメ信徒となりし乎