「レンズ沼の歩き方」パンケーキレンズ編 VOIGTLÄNDER ULTRON 40mm F2 Aspherical SL
パンケーキレンズというと、f2.8が標準だった時代に現れた明るいパンケーキレンズ。フィルム用一眼レフでは、OVFでピントを合わせるため明るいレンズが好まれた。例えば解放f値1.4と言ってもf1.4はピント合わせ用で、暗い環境でも1~2段絞り込んでf2やf4で使うのが当時の常識でもあった。解放f値ではピントが甘く解像度もいまいち。最近は、オールドレンズとして、逆にこの描写を面白がる人も多いらしい。
このレンズは、2002年に発売となった1世代目。2012年に SL II N、 2017年にSL II S が発売になった人気レンズ。ミラーレスカメラで使うには、マウントアダプターが必要となり薄型がスポイルされてしまうが、お気に入りの焦点距離の1本である。
パンフォーカスを活用して、絞りf8 ピント3m でのスナップ撮影も楽しい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?