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忙しい日々とヨガの練習の両立

アシュタンガヨガにハマった!

はじめてのクラスを受けたのち、アシュタンガヨガと名のつくクラスは片っ端から受けまくったり、ネット情報や本を漁ったりの生活が始まりました。元々ガリ勉&ヲタク気質があるので、まんまとハマってしまった私はもう止められなくなりました。笑

とはいえ、忙しい会社人生活には変わりありません。正直今の私のヨガの先生という立場では全くお勧めできませんが、私はかなり無理をしていたように思います。
アシュタンガヨガのマイソールクラス*は早朝に行われていたので、当時落合駅に住んでいた私は、4時頃に起床し、始発で表参道に向かっていました。毎日終電を逃してタクシー帰りをしていたり、会社で夜を明かしたりすることも普通だったので、睡眠時間は2時間取れてラッキーのような状態でした。
それでもスタジオに行って「とにかく呼吸をしないと」と何かにすがるように毎日通っていた記憶があります。

Showing upが練習の9割

当時の私は、『仕事もヨガもとにかく頑張る!プッシュする!』が美徳だったので、その分怪我も多かったように思います。

今思うと、もう少し練習頻度を落としたり、睡眠時間を確保してショートプラクティスにしたり、リストラクティブヨガに変更をしたり、その時の私の生活にフィットした練習内容にすることもできたのかと思います。

アシュタンガヨガバンクーバーでは、Showing upが練習の9割という話をよく生徒さんにします。マットに立つことができたらもう300点満点、その日の朝の身体の状態、心の状態の声を聞きながら、ただ呼吸をして座るだけでもいいんです。今、ここの自分の位置を観察すること、そのままを受け入れること、動けそうであれば、しっかりと呼吸を入れながらポーズの流れに身を任せること、それが練習の本質だと私は考えています。

「サボる」と「怠けない」の真ん中、バランスポイントを見つけること。自分の練習内容やポーズのアウトカム(見た目)に対してジャッジしないこと、ポーズは取るものではなく、その時の呼吸と身体に「起こるもの」なのです。

Photo taken in Vancouver Canada

練習のペースや量は相談しましょう

当時の私はヨガを「ちゃんとこなすもの!」という捉え方をしていたので、ポーズは教えられた通りちゃんととる、教えられたポーズまではちゃんと終わらせる、できないポーズも頑張ってとる、ちょっと無理してできそうなことはしっかり無理する!みたいな姿勢で練習に臨んでいたところがありました。

私たちは、2023年の現代、いろんなことを同時にこなしながら、この生活を営んでいます。皆さんも、仕事や子育て、家庭のことや、健康、お金のこと、趣味や友人のこと、いろーんなことをジャグリングして日々をサバイブしていますよね。
ヨガだけに集中して、ヨガだけを練習できる、という環境にいる方は少ないのではないでしょうか。

Yoga for Life!です。

無理をしない、自分の生活スタイルに合わせた練習方法を取り入れてください。自分で加減の仕方がわからなかったら、先生に相談をしましょう。

ヨガは一生涯できるものです。どんなライフステージでも、どんな身体の変化があっても、少しずつ形を変えながら、今の自分、今の生活にフィットした形の練習を長く、気持ちよく、続けていきたいですね。

Instagram Link : https://www.instagram.com/saorilemyuimoue/


※こちらの記事はVeda Tokyoを通して2023/9/14に配信されたエッセイ(タイトル: Free Breathing with Sound vol.2 忙しい日々とヨガの練習の両立)です。

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