2004年03月04日(木)

 あぁ今日はなんて気持ちの良い陽気だろう、と、仕事に取り掛かる前に布団も洗濯物もすっかり外に出したのだが。ふと気付くと、外は恐いくらいに暗くなっており。私は慌てて布団や洗濯物を部屋に取り込む。そうして空を恐る恐る見上げてみる。泣き出そうか、泣き出すまいか、唇をうむむと一文字に結んでいる子鬼の顔がそこに浮かぶ。子鬼さん、泣き出すのはもう少し、後にしてもらえませんか。私はそっと、口の中で呟いてみる。

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2,545字
クリシュナムルティの日記やメイ・サートンの日記から深く深く影響を受けました。紆余曲折ありすぎの日々を乗り越えてくるのに、クリシュナムルティや長田弘、メイ・サートンらの言葉は私の支えでした。この日記はひたすらに世界と「私」とを見つめる眼を通して描かれています。

世界と自分とを、見つめ続けた「私」の日々綴り。陽光注ぎ溢れる日もあれば暗い部屋の隅膝を抱える日もあり。そんな日々を淡々と見つめ綴る。

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