「さむい・・・」の裏側にあった気持ち
AM8:10に家を出発したいのに、4歳の娘はなかなか起きない。
寝室まで起こしに行っても布団の中に潜ってゴニョゴニョ・・・
やっとリビングにやってきたのはAM7時45分。
そこから急いで朝食を食べて、そして自分で着替えをするように娘に言葉をかけた。
娘は自分でパジャマを脱いで、裸でプルプル震えている。
「風邪をひいちゃうから、早く着替えなさい」
そう声をかけても震えたまま動かない。
「お着替え、手伝ってあげようか・・・?」
うなずく娘。
私はトレーナーを娘に着せ、「ママも自分の準備が終わっていないから、ズボンは自分で履いてね」と声をかけて洗面所に向かう。
出発予定時間を10分ほど過ぎて、準備が終わり、あとは靴を履いて、玄関の鍵をしめて、自転車を漕ぐだけだ。
しかし、玄関で「さむい」と言って靴を頑なに履こうとしない娘。
時間がないのに急いでくれない娘に対して怒りの感情が込み上げてくる。「早くしなさい」という言葉をグッと堪えて「寒いからどうして欲しいの?」と娘に尋ねた。
すると娘はボソッと「あっためてほしいの」と言ったのだ。
この言葉を聞いて今朝の自分の行動を振り返る。時間に追われてセカセカして、娘のことをぎゅーと抱きしめることをしていなかった。
そうか、娘は、甘えたくて、ママにぎゅーっとして欲しくて、あえてわがままを言っていたんだなと。
「ごめんね。ママ時間がなくてイライラしていたね。みーちゃんはもっと甘えん坊したかったんだね」と言ってぎゅーと娘を抱きしめた。
すると娘はニコニコになって、スッと靴を履いて歩き始めた。
子どものわがままは、自分自身を振り返るタイミングだ。
私はいつも時間に追われて、子どもたちと過ごす時間をちゃんと大切にできているのかな。娘を保育園に送り届けた後にそんなことを考える。
今夜は子どもたちとしっかり向き合って、ぎゅーと抱きしめて、たくさん愛を伝えよう。
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