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思い出のおやつ

もうすぐお盆がやってきますね。
実家には持病を持った祖父が両親がいるので、コロナの感染者が増えている東京から地元に帰省するのはお預け。
ちょっぴり寂しい今日この頃です。
中々地元に帰れないとなると、ふとした時にいつにも増して様々な思い出が蘇ります。

■小さな頃

共働きだった実家では、私と弟の面倒は祖母が見てくれていました。
当時はお寺さまが経営する幼稚園に通っていて、毎日の幼稚園バスまでの見送りやお迎えも祖母。
そのおかげかおばあちゃんっ子として育ってきました。
夏休みや春休みには電車でお祭りに連れて行ってもらったり、当時はまだ珍しかった市内唯一のファミレスでランチを食べさせてもらったり、『あなたの知らない世界』というお昼の時間帯にあるまじき恐怖の心霊番組を見るのが定番だったり・・・小さな頃の思い出には必ず祖母が登場します。

■オテンバ娘

幼稚園時代はかなりのヤンチャ娘だったらしく、ジーンズ生地のサロペットにショートヘアの男の子のような格好をしていた時期も(笑)
お遊戯会では、口の周りを黒く塗り意気揚々と海賊役を演じたりもしていたようです。
・・・今思うと男の子がやる役じゃないの⁈と複雑な気持ちに。
更に3つ下の弟とはよく喧嘩をして、おでこに頭突きをしたり取っ組み合いの喧嘩をしたりと祖母や母をかなり手こずらせたオテンバ娘だったそう。
家族内では、私が◯ん◯んを母のお腹に落として女の子として生まれ、それを弟が拾ってきたのではないか⁈と、未だに笑い話にされることもよくあります。

■おやつと言えば?

そんなオテンバ娘だった幼少期ですが、そこはやっぱり食いしん坊な女の子!
毎日のおやつの時間が楽しみで、今日は何かなぁとワクワクしながらおやつの時間を心待ちにしていたのを思い出します。

おにぎりやとうもろこし、さつまいも、市販のお菓子などなど、日によって様々なおやつが待っていましたが、基本的には手作りのものが多かった気がします。

当時流行っていた『ねるねるねるね』という、甘い粉と水を練ってキャンディチップ等をつけて食べる市販のお菓子があって、子供心をくすぐる魅惑の一品だったのですが、『魔女のお菓子だから食べられないよ』『魔女になっちゃうよ!』と、今思うとびっくりな理論で遠ざけられていたりしました(笑)
きっと少しでも身体に良いものをという想いだったのかなぁと今になっては良い思い出です。

■懐かしのおやつとレシピ

色々なおやつの中でも、特にお気に入りだったのは『たなごめ』と『パン耳かりんとう』。

『たなごめ』は、山形県村山地方の伝統的なおやつで、余りご飯を干して乾燥させたものを炒るか油で揚げて砂糖醤油で絡めたものです。
ポリポリした食感とあまじょっぱさが病みつきになるおやつで、これが出てきた日はテンションMAX!
弟と奪い合うようにして食べたことを思い出します。

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『パン耳かりんとう』は、その名の通り!パン屋さんでいただいてきたパン耳を油で揚げて砂糖をまぶしたもの。
糖と脂質の悪魔的美味しさに生まれて初めて遭遇した記念すべき1品です(笑)
いつも最後の1本を巡って、弟と喧嘩をしていたような・・・。
私はどうやら小さな頃から根っからの食いしん坊だったようです。

どちらも昔懐かしい素朴なおやつですが、未だに人生の中でNO.1に君臨する懐かしのおやつです。

【たなごめ】
■材料(2人分)
冷やご飯 1杯分
砂糖   大さじ1
醤油 小さじ1
水    小さじ1

■作り方
1.ご飯は天日干しにする
2.鍋にサラダ油を熱して1を入れ、弱火で10分程度炒める。
3.調味料と水を加えてよく絡める。

※もち麦100%で作っても美味しいです。

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