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企業広報バイブル #44 都市伝説クラッシャー

🎵日米のリーディングカンパニーで企業広報を統括して気付けば28年。IT系、インターネット系、不動産、エンターテインメント企業、広告代理店、流通業界トップ企業広報アドバイザーまで色々。かなりの私見も交えて色々書いてみようと思い立ちました、、、🎵

私は全ての会社が中途入社。エージェントさんやヘッドハンターさんが持ってきた案件の中から、チャレンジングでやりがいがある、私じゃなきゃ、と思える会社とご縁を持ってきた。社内がぐちゃぐちゃなんです、立て直したいんです、変革が必要なんです、と聞くと手を上げたくなる性格(厄介な性格)です。そして、そう、ある程度混乱中の会社に中途入社ということは、ポジションに関係なく、結構なお局さまもいる訳で🤣

それはそれで楽しい。

ある会社では私についてくれるアシスタントのおばさまに、「私はこの会社に新卒からずっとおります(すっげ!)。業界が長いのでなんでも聞いてください(言い方がかなりホラーっぽかった)」と言われたり、「部長の前任者はメンタルで現在休職中、その前の方はうつ病を疾患して退職しました。なんか、、ここは鬼門のようです。お気をつけ下さいませ〜」と不気味に言われたこともある。

「ありがとうございます。心配しないでください。私、相当、鈍感なので、大丈夫だと思います」とニッコリと返したら、嫌な顔された。

毎回、あえてチャレンジがしたくて広報という業種はロックして、違う業界を選んできたので、「それはこの業界の決まりなんです」「この業界では皆んなずーーーっとこうしてきたんです」という意味不明なネガを言われることが多い。

都市伝説
私は、皆んなずーっとこうだった、と聞くとどうしても壊したくなる性格である。

「まあ、すーーーと、そうなんですか、何年くらい前から?誰が決めたのですか?」と、突き詰めて、突き詰めていくと、、、当時の社長かも、とか、当時の部長だと聞いている、とか、わからないけど、ずっとそういうことになっている、とか、、だんだん、あやふやになってくる。そう、一度、たまたま、これは止めましょう、だったことが、ずっと、これはダメなんです、に進化して、それが何年も決まりのように続いているケースがほとんどである。

時代は変化し、進化し、会社だって変化に合わせて変わっていくのが当たり前である。都市伝説が多い会社は、その変化を嫌う人々が多い会社である。変化を嫌う、変化を怖がる、何を守りたいのだろう。

社長でさえ、「みんなから聞いたけど、それ、ウチはできないらしいじゃない」とか言い出したりする。まず、その’みんな’って誰なのか?って話ですよね。一つ一つ、こんがらがっている糸を解いて、解いていくと、ほとんどの場合はそれができない、しちゃダメ、な理由など何もないのだ、少なくとも今は。ということで、誰かが、とか〜らしい、という人々を説得して回る。

その一見めんどくさい作業が実は私は好きだったりする。
変化を嫌う人に一歩を踏み出させる、戦うために前進させる。ずっと同じ慣れた仕事だけをして、何年も経ったら皆さんの価値は無くなってしまう、みんながそうしたら、会社の存在意義が無くなってしまう。前に進む。一緒に進む。
「何も業界を知らない、昨日今日ここにきた部長に言われたくないんですがっ!!!」と叫ばれても、進もうと言い続ける。
業界でいろいろ特徴はあったが、特に映画業界は強烈でございました。。。
多くの都市伝説をぶち壊させて頂きました、、、🤣

今でも、都市伝説を聞くと、、、ウズウズしてくる、、、あああ、、突き詰めたい!!壊したい!

この私の性格は幾つになっても治りそうもない。
(関係者のみなさま、諦めてくださいませ)


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