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無いなら無いで、良いじゃない〜とある日の食卓〜

夫は自宅で働いている人なので、出来る限り、お昼ご飯は一緒にとっている。


面倒だと思うときもあるけど、冷蔵庫の中身と相談しながら、その日の献立を組み立てる作業は、パズルのようで面白い。


夫と自分のためだけに作る料理は気兼ねがない。誰に見られるわけでもないので、思うまま、適当に作っている。
…と言いつつ、今日はそんなご飯を見せてみようと思います。


こんなにもったいぶっておいてなんですが、全く映えない食卓です。


野菜のスープ。前日、豚の角煮を作ったとき、豚肉を下茹でしたお湯をとっておいて使いました。美味しい出汁がでているのです。浮いた脂を掬い取って、濾してから使いました。

(掬い取った脂もラードだから炒め物に使える)

野菜は白菜とエノキと椎茸。春雨を入れるか迷った末、他にもおかずがあるし、スープでボリュームを出す必要はないか…と、無しの方向で。

すぐに春雨を入れたくなるのが、私の悪い(?)癖。


味玉。これも昨日の角煮の煮汁で。
もう少し漬け込みたかった。

こうやって、前に作った料理を再利用して、次の料理につないでいけると「わたし料理上手くなったな〜」という実感が湧く。
誰も褒めてくれないから、自分で自分を褒めてやりたい。


人参とツナのしりしり。もう一品欲しいな、という時、いつも作る副菜。
これも本当は、溶き卵を一緒に炒めると美味しんんだけど、味玉があるからいいか、と思い直し、無しで。


全然関係ないけれど、「もう一品欲しいなぁ」と思う時、どうしても頭の中で流れるメロディがある。


もう一品欲しいな〜♪ほしぃ〜〜な〜♪



たぶん、静岡のローカルCM。




サワラのムニエル、カレー風味。
地元のお魚が安く買えました。
最初は照り焼きとか、バター醤油味とか考えてたんだけど、味玉の甘辛味とかぶると思い、カレー粉で変化球。

彩りに小松菜でも添えようか、と思ったけれど、誰に見られるわけでもないし、無いならないでいいか、と、せめてもの黒胡椒。



そう。春雨も、溶き卵も、小松菜も。

無いならないで、良いじゃない。そんなふうに考えられるようになったのはここ最近のこと。
そもそも頭のかたい人間なので、以前はきれいに作らなきゃ!彩りよくしなきゃ!と必死でした。 


しかし、これって誰のための料理よ?と気付いたとき、家族のための料理なんだから、これで良いじゃ無いかと、潔くなったわけです。

物の値は上がっているし。
家族は意外と彩りなんて気にしてないし。
3日とかざっくりした単位で、栄養のツジツマが合えばいいんじゃないか。


これからの合言葉は、力を抜いて
「無いならないで良いじゃない」
これでいこうと思います。


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