アイスクリーム天ぷらから考えたこと。
皆さんはアイスクリーム天ぷらをご存知でしょうか?
✔︎アイスクリーム天ぷらとの出会い
私とアイスクリーム天ぷらとの
出会いは大学の学祭でした。
数ある出店の中から、
一つだけ浮き出たように見えたその看板
アイスクリーム天ぷら?!
アイスクリームなのに天ぷら?
熱いの?冷たいの?
揚げるのに溶けないの??
興味津々で購入すると、
その場で揚げたてを
食べさせてくれました。
その時の感動は今でも覚えています。
外側は熱々でサクサク食感。
なのに、
内側のアイスはひんやり冷たい。
全然溶けてない!不思議!
当時から食いしん坊だった私の心に
アイスクリーム天ぷらは
深く刻み込まれました。
✔︎久しぶりの再会
しかし、大学卒業以来、
アイスクリーム天ぷらに出会うことはなく、
10年以上の月日が流れ、
その記憶も少しずつ薄れていった・・・
のですが、
最近ふとしたきっかけで思い出したので、
実際に作ってみました。
今なら料理の先生という仕事柄、
道具も揃っているし、
ネットですぐレシピが見つかるので、
簡単に作ることができました。
やっぱりおいしい!
✔︎相反した味を同時に味わう
そこで私が思ったのは
熱いのに冷たい = 美味しい!
つまり、
人は相反する感覚や味を同時に味わうと
美味しさを感じるものらしい。
ということ。
アイスクリーム天ぷら以外でも、
アップルパイにアイスを乗せるとか、
有名なものでいえば、
コメダコーヒーのシロノワールもそう。
熱い×冷たいだけではなく、
甘い×しょっぱい
という組み合わせも多いですね。
韓国料理のチーズハットグや、最近では
香港のチャーシューメロンパンなんてのも。
探せばどんどん出てきそうです。
✔︎私なりの考察(想像)
なぜ、相反した組み合わせを同時に食べると
美味しいと感じるのだろうか??
これは話が長くなってしまいそうですが・・・
わたしが、一つの要因として考えてるのは、
人間が雑食性の動物だから。
(ここからの展開は、この本を参考にしました。)
パンダが笹しか食べず、コアラがユーカリしか食べないように、一種類の食物から栄養をとる動物がいる一方で、私たち人間は古代から色々なものを食べてきました。
新たに見つけた食べ物に毒性があれば、健康に害を及ぼしたり、最悪死に至ることもあります。
雑食性の動物ゆえの、食べてみたいけど怖い、怖いけど食べてみたい、私たちの祖先はそんなジレンマと闘ってきたのです。
基本的に安全なものしか口にしない現代人ではありますが、たまに変わったものを食べたくなるのは、古代人のジレンマと似ていると思いませんか?
熱いのに冷たかったり、しょっぱいのに甘かったり、真逆のものを組み合わせるのは、未知の食べ物と出会いたいから。
不味いかもしれない、けど、もしかしたらめちゃくちゃ美味しいかもれしれない、という不安と期待を抱いて。
予想のできない味は、ときに人を惹きつけ、病みつきにする。
ああ、アイスクリーム天ぷらひとつで
だいぶ飛躍してしまった。笑
これは私の想像であって、美味しいと感じるのは
もっと科学的な理由がありそうですけどね。
機会があればもっと調べてみたいです。
それではまた明日!
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