負けられない戦いがここにある。
今日みたいに寒い日は、家族からおでんのリクエストをされます。でも、私はおでんのことを考えると、ちょっとだけ憂鬱な気分になるのです。
おでんって、鍋のくせに結構手間かかりません?笑
鍋のくせに、なんて言ったら鍋に失礼なんですけど、それにしても結構めんどくさい。
大根やじゃがいもなど、下茹が必要なものが多いし、こんにゃくもあくを抜いたり、練り物は油抜きをしたり。
ちょこまかと下準備が多いんですよね。
そして、話は戻ってしまうけれど、買い物に行くところから、私にとっては試練だったりします。
おでん代表に誰を召集すべきか?
それは、いつも私を悩ます命題です。
私が考えるおでん代表はこちら。
やはり大根なくして、おでんにあらず。
お餅には、正月以外の活躍の場を与えます。
こんにゃくはぷりぷりとした歯応えの、分厚い三角形。対して、はんぺんはふわふわの癒し系。このベストコンビネーション。
そして、さつま揚げの安定感に包まれながら、つみれの、時たまコリコリとした食感の変化球。
じゃがいもは、お出汁の中で溶けそうなくらい柔らかくなっているのをハフハフ頬張りたい。ちくわぶは、関東圏で活躍中の名プレーヤー。私の実家ではスタメンを長年勝ち取っておりました。
どうですか、私のナイス采配!!!
(知らんがな)
対して、義母のおでん代表はこちら。
そう、私のとかなり違うのです。笑
義母が作ってくれたおでん、もちろん美味しいんですよ。
ねっとりとした里芋とホクホクとしたじゃがいも。手羽元を入れるのは意外と思われるかもしれませんが、いい出汁が出るし、ボリュームもアップして一石二鳥なんです。
問題は、義母のおでんで育った夫の好みが、私の好みの具材と結構異なるということ。
私はそこまでゆで卵が好きじゃないので、正直なくてもいいけど、夫は絶対に欲しいのが卵だったり。(あらかじめ茹でて殻をむかないといけないからめんどくさいのです。)
こんにゃくも私は三角形がいいけど、夫は糸こん派だったり。
はんぺんはいらないとバッサリ切り捨てられたり。
何にも考えずに互いの食べたい具材を詰め込むと、鍋に入りきらなくなるし、私のお財布が寂しくなってしまいます。
最終的には、監督である私が苦渋の決断をして、代表を選出するわけですが、いい選手がたくさんいる中で、周りに忖度しながらも、ベストなメンバーを選ぶって難しいですね。
小さな鍋の中で、繰り広げられる熾烈な争い。
その美味しさで私にシュートを決めることができたら、今後もレギュラー確定。
みんな頑張って!!!
(頑張って作るのは私だけど。)
ちなみに、今回たこをはじめて起用させていただきましたが、妥当な選出だったかと思います。きっと活躍してくれるでしょう。
ワールドカップは4年に一回だけど、我が家のおでん代表争いは毎冬、続くのでした。
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