久保山 沙織

久保山 沙織

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3.前に進むために必要な別れ

主人と結婚してから7年間の間に、物件の売却と購入を2回経験している。 毎回のことながら、この綱渡りはどうにかならないものかと思う。 初恋の古民家物件にぞっこんだった私だが、当時の住まいは分譲マンションだ。世田谷での当時の暮らしは様々な意味で本当に過酷で、貯金どころか毎月の生活にいっぱい一杯だった。自己資金はほぼない。 麗しの古民家くんにアタックするためには、今カレマンションとサヨナラしないことには始まらない。そんな状況だった。 麗しの古民家くんと出会う3年前に購入した新築マ

    • 2.運命の古民家物件との出逢い

      2019年1月27日、ネットで運命の物件情報を発見し、その数日後には主人が内見の予約を済ませた。 2019年2月2日、主人と主人の母、子供二人を連れて運命の物件を内見した。 その日は鎌倉市内の物件2件の内見を予約していて、1件目に内見したのがこの物件だった。 内見当日は本当によく晴れた日だったが、築53年の大きな家はとても寒かったことを覚えている。古くて大きい証拠だ。 意外だったのは、誰よりも子供たちがこの家を大層気に入ったことだ。ほどほどに古くて大きく、内見中も自分がどこ

      • 1.思い起こせば、結婚が激動の始まりだった

        私の37年間の人生の中でも、主人と結婚してからの7年間は激動そのものだ。改めて文字として書き起こしてみるのは初めてだが、頭の中に思い浮かぶだけでもなかなか凄まじいので、活字化するのが恐ろしい。そして更に恐ろしいことに、この激動は一向に収まる気配がないのだ。むしろ、今現在直面している難関へのただならぬ伏線としか思えない。 以下、結婚歴とそれに伴う激動の要約。 結婚1年目:婚姻届の提出と結婚式、長男の妊娠・出産を一年の中で全てやり遂げる。当時主人は飲食店を経営しており、長時間労

        • 生まれ変わった時の新しい自分へ贈る、今の私の色々な記録

          私は今日、2020年3月16日現在、37歳255日。だそうだ。でも、37歳255日になるまで、自分の人生をカウントしたことなんてなかったし、しようと思ったこともなかった。正確に言えば、カウントしてくれたのはGoogleで検索してヒットした日数計算システムだし、とても高機能なシステムだなあと感心するし、閏年なんかもちゃんとプログラミングされているんだなあと思うとスバラシイ!と思うのだけれど、今度使う日がいつ来るのかは今のところ分からない。 赤ちゃんの時は何歳何ヶ月とか、生後何

        3.前に進むために必要な別れ