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お花に興味がなかった私が、なぜ仕事にするまでになったのか⑫
大東早織です。
前回の続きになります。
私は今でこそお花が大好きで、仕事にもしていたくらいです。
ブライダル系の花屋さんに約3年半勤めていて、IT系の異業種からの転職ということもあり、とても新鮮でやりがいのある仕事でした。
今はまたIT系業界に戻ってwebデザインやディレクションの仕事をしていますが、それでもたまに知り合いのツテでワークショップ講師をする際にお花に触れる機会もありますし、出かけた先に花屋さんがあると、思わず立ち寄ってしまいます。
街で新しい花屋さんがあると、買い物はしなくても不思議と行きたくなってしまうのです。
しかし私は、はじめからお花に興味があったり好きだったから、仕事にしたというわけではありません。
今回はお花に興味がなかった私が、なぜ仕事にするまでになったのか、という話を書いていこうと思います。
転職を通して将来のことを考え始める
ドキドキしながら担当の先生を待っていると、「いや〜、お待たせしました〜!」と親しみやすい感じでいらっしゃいました。
当時の私より10歳くらい年上の、男性の方でした。
普段から通常のレッスン時でもお世話になっていた先生です。通っているスクールでは唯一の男性のためか、どちらかというと花の下処理(水揚げや葉の処理など)や、運搬、仕入れなど力仕事系?をどちらかというと担当されてることが多い印象でしたが、花業界にはずっと長くいらっしゃったとのことで、とても経験値豊富な方でした。
早速私が「花業界に転職を考えているのですが、どうしたら良いですかね?」と、かなりざっくりとした質問を投げかけると、「そうなんだね。でもその前に、なぜ転職をしよう思ったのか聞いても良い?」と先生に質問されました。
「花を好きになって、もっと上手くなりたいという思いからスクールに通うようになり、さらに上を目指して資格も取りたいと思い、無事に資格も取れました。ただ、せっかく取った資格も持ってるだけでは勿体無いので、せっかくだから何か花に関する仕事に就いてみたいと思ったからです。」と私は答えました。
当時のデザインの仕事は別に不満ではありませんでした。人にも恵まれ、仕事もやりがいがある。
しかし、デザインのこと以外やってこなかった分、世間知らずだな、という自覚もあり、実は転職という新しい環境に行くことで、人として成長したいという思いがあったのかもしれません。
次に続きます。
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