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生物はウイルス複製のための存在?

いつも読んでいただき
ありがとうございます。
さおりんです。


遺伝子の中のDNAはもともと
RNAから進化したもの
とされています。
RNAが生命現象を司っていたと
考えられています。


ということは、
DNAレプリコン(DNAを自己複製
する最小単位のこと)は、
それ以前に存在していた
RNAレプリコン(RNAを自己複製
する最小単位のこと)から進化した
と考えられることができます。


では、RNAからDNAへの進化は
どこで起こったのか、という謎が
あります。
これにはヴァイロセル(ウイルス
に感染した細胞)仮説を援用した、
とても興味深い説が
提唱されています。


その説によると、地球上にまず
RNAレプリコンが生まれ、そのうち
の一部がRNAをゲノムとする
細胞性生物(細菌やアーキア)へと
進化します。


このRNAワールドでは、RNAを
ゲノムとする細胞性生物に
RNAウイルスが感染することになる
ので、生物はウイルスのRNAを切断
するような防御機構を
備えたはずです。


おそらく細胞性生物は、ウイルスの
遺伝子を自らのゲノムに取り込んで
ウイルスに対抗する免疫の仕組みを
開発したと言われています。


一方、ウイルス目線で考えると
対策を打たれてしまったので
さらに対抗する仕組みが必要で、
RNAよりも切断されにくく
安定した物質であるDNAを開発した
と考えられます。


ウイルスが開発した新素材である
DNAは宿主との相互作用を繰り返す
うち、水平移動でやがて
宿主のゲノムにも採用されるように
なって、現代のDNAワールドの原型
ができあがった、というストーリー
が描けるのです。


従来のウイルス粒子こそ本体、
という立場では、ウイルス粒子は
代謝的にはまったく不活性なので
分子進化は起こらないと
考えていました。
なので、ウイルス粒子がDNAを
作り出すことはできません。


しかし、ヴァイロセルが本体と
考えると事情は一変します。
活発に代謝して生きている状態
なので、RNAからDNAへと進化する
素地になった可能性は
十分にあります。


細胞性生物はヴァイロセルにとって
増殖の場にすぎません。


私たち細胞性生物はヴァイロセル
によって進化させられてきた、
つまりウイルスによって人間は
進化させられてきたのかも
しれません。


しかし、科学の進化論では今まで
お話してきたとおりですが
聖書の世界では、
すべては神が創られた
とされています。


ですから、どんな生き物も自然も
神様の思うままに役割を持たせ
多様性を元に一人ひとり個人差を
持たせ、人生の目的を大切に生きる
ために内面の変化として微生物達の
存在があるのだとしたらおもしろい
なと感じました。


ここまで読んでいただき
ありがとうございました。
さおりんでした。

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今回の引用元は
東京理科大学教授
武村政春さんの著書
「ヒトがいまあるのは
ウイルスのおかげ!」です。
こちらを一部要約させて
いただいております。
ぜひ、お手に取って
読んでみてくださいね。

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