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「死産後、会社を辞めた」ことに対して今おもうこと

 前回の【死産後の職場復帰・社会復帰の壁】を書いたあと、あの時会社を辞めたことに後悔はしていないけれど、

3年たってもモヤモヤした気持ちがまだ残っている...
このモヤっとした気持ちはなんだろう、、
何がひっかかっているのだろう、、

ずっと頭のなかでその理由を考えていましたが、まとまらず。。

まだ整理がされていない状態ですが、
1度今の気持ちや考えをとりあえずここにアウトプットしたいと思います。

当時、わたしは職場復帰のことは誰にも相談できず1人で悩んでいました。
職場復帰は個人の問題と捉えていたからです。

「自分で考えて決めるしかいない。
そもそもこんなわたしの状況や気持ちを理解してうえで、復帰についての悩みや今後の働き方について寄り添ってアドバイスしてくれる人…そんな人いないしな…」と思っていました。

いま思うと、相談できる人が直属の上司(安心して相談できる)ということであればそれが1番良いと思います。

わたしの場合、上司とのやりとりは電話で状況を伝えたくらいで、基本的には1度も顔をあわせたことがない人事担当者とのやりとりが中心でした。

自分の状況や気持ちを伝えることじたいにエネルギーがいるのと、根本的に経験した人にしかこの気持はわかってもらえない…と思っていたので、人事担当者とは事務的なやりとりしかしませんでした。

どちらかというと職場復帰や今後のことは、会社以外の人に本音で相談したいという気持ちがありました。
しかし、正直どこで誰にそのことを相談していいかわからない…そんな状況でした。

しかし、いま後悔していることは

「復帰のタイミング、復帰後の働き方(理解・配慮してほしいこと)」を辞めると決める前に会社側に相談してみればよかった...ということです。

当時のわたしは会社に相談するという考えもエネルギーもなかったので、そういったアクションをする前に辞めるという決断をしてしまいました。

しかし当時のことを考えると、やはり自分からアクションおこすのはかなりしんどいな、、と思います。

そう思うと、やはり会社側からアプローチしてほしかった。復帰前に相談する機会(面談)をセッティングしてほしかったです。

面談で自分の状態を伝え、今後の働きかたについてすり合わせし、自分のタイミングと納得できるカタチで復帰を決めることができたなら…

辞めるという選択をしなかったと思います。

自分から会社へアプローチしなかったこと
会社からもアプローチしてほしかったこと

あぁ、わたしがずっとモヤモヤしていた理由はこれだったのか...とようやく気がつきました。

働く女性が増えている中、流産や死産、新生児死亡などの「妊娠喪失」を経験された方は増えています。
そして今後もなくなることはないと思います。

きちんと休め、落ち着いたタイミングで復帰できる。そんな働き方や環境があることで働く女性の選択肢は広がるのに...

女性活躍推進、ダイバーシティ

言葉だけ浸透しても意味ないわ。

そんなことを考えながら、結局まだモヤモヤしているわたしです。。

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