昨日と今日とその次の日

１日前の日記を書こうと思っても、全然思い出せない。子どもの離乳食も記録しているが、昨日のものが全然思い出せない。それだけ毎日些細で微妙な変化の中を生きている気がする。あれをした、これをしたという大きなアクションが少なく、小さな世界の中で小さな変化を喜びながら暮らしている。だからこそ、手の隙間からさらさら流れ去ってしまうようなものたちをなんとか拾い集めないと。

今日、仲間との雑談の中で「たくらんでいること」というテーマが出たが、色々やりたいことが飛び出る仲間を横目に、全然浮かんでこない自分に驚く。あれをしたいとかこれをしたいとか、遠くに目を向けられていない。今、目の前のことに思っている以上に必死なのだろう。いや、今目の前のことに敢えて集中すべき時期なのだとも思う。こういう自分は、ある意味マインドフルで理想的だとも思い直す。そうして自分を慰め、少し落ち着く。

細かな仕事を、今日も一つ手放した。本当はこだわりたい気持ちもあったが、こういう小さな手放しをしないと私はきっとまた自分の首を絞めるだろう。手放す相手が信頼できると、あとはよろしくと思える。小金を得るよりも、今の私には時間を得る方が大事。そう自分に言い聞かせる。気を抜くと、何の焦りからかやらなくても良い仕事をちまちま買って出てしまうので、意識して「敢えてやらない」をする。