笑顔でキングポーズ
筋トレヨガであるキングポーズ(王者のポーズ)を取りながら笑顔を意識することで、心身の健康を促進するという面白いコンセプトです。笑顔になることが心理的および身体的な健康にどのように影響を与えるか、科学的な観点から説明しましょう。
1. 笑顔の心理的効果
笑顔を作ることにより、脳は幸福感を感じる神経化学物質を放出します。主な化学物質には、エンドルフィン(痛みを軽減し幸福感をもたらす)、ドーパミン(報酬や快楽の感覚を提供)、セロトニン(気分を安定させる)が含まれます。この化学物質の増加は、実際に楽しい活動を行っているわけではなくとも、感情を高揚させることができます。これが「笑顔になると楽しくなる」という現象の背後にある科学的根拠です。
2. 筋肉のフィードバック
顔の筋肉を使って笑顔を形成すると、その筋肉の活動が脳にフィードバックされ、ポジティブな感情を経験していると脳が解釈します。これは「顔面フィードバック仮説」として知られており、単に笑顔を作ることで気分が向上することを示しています。
3. 社会的な相互作用との関連
笑顔は社会的な相互作用においても重要な役割を果たします。他人の笑顔を見ると、観察者の脳内で鏡像神経細胞が活性化され、同様の感情を引き起こすことがあります。つまり、笑顔は感染する性質があり、周囲にもポジティブな影響を及ぼします。
4. ヨガポーズとの組み合わせ
キングポーズなどのヨガのポーズは、体のバランスと心の集中を要求します。ポーズ中に意識的に笑顔を保つことは、瞑想的な側面を強化し、リラクゼーションと心のクリアリングを促進します。さらに、体を動かすこと自体がエンドルフィンの放出を促すため、笑顔と組み合わせることでその効果はさらに増大します。
以上のように、「笑顔でキングポーズ」は単なるポーズの実践以上のものであり、心と体に多面的な利益をもたらす活動です。このような活動は、日常生活においてストレスの軽減や全体的な幸福感の向上に貢献する可能性があります。
このキングポーズは、腕をあげて拳を耳の横にそろえ、ぐっと肩甲骨を引き寄せ、拳を前に突き出して肩甲骨を広げるというシンプルなエクササイズですが、筋トレになると同時にヨガ的な体軸の安定にもなります。さらに笑顔で行うことで幸福感とともに様々な健康効果があります。
"Smiling with king pose"笑顔でキングポーズは飽きのこない健康法です。胸の筋肉が増強され、肩周りの関節が円滑になり、腕を上げることでお腹が引き締まり、腰が安定することで腰痛まで改善することがわかっています。
座ったまま、あるいは寝たままでもこれを行うことができます。朝目覚めたときに「笑顔でキングポーズ」、デスクワークの合間に「笑顔でキングポーズ」、そして寝る前にもやさしく「笑顔でキングポーズ」。
笑顔の力は侮れません。このエクササイズ一本で健康になれると自信をもっています。なぜなら他の運動を何もしない方にもこれを勧めて、喜びの声を頂いているからです。きつい(過度の)運動はどうしても笑顔が消え、もっとも危険な活性酸素を大量に生じさせます。
「笑顔でキングポーズ」は一番楽で楽しいエクササイズです。
声に出して元気になりましょう。
「笑顔でキングポーズ」合言葉はSKPです。
SKP
ご覧頂きありがとうございます。
念水庵
参禅堂の池のそばに腰掛け石を置きました。
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