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大切なものは失ってから気づくもの


大切なもの

大切なものはなんですか?
僕が大切なものを思い浮かべてみたら、意外と失ってしまったあとに気づいたものが多いです。
特に、「社員の気持ち」というものは結構大きいです。今日は経営者の目線で書いてみたいと思います。

失って気づくもの

あんなに慕ってくれていたのに。
その時の彼の気持ちにきちんと向き合ってあげることが出来なかったばっかりに、関心をほかに向けてしまった。
そんなことが多い気がします。
もちろん、邪険にしてやろう、などと思っているわけではないです。何か他の事をやっているからできなかった事や、思い上がりや考え違い等があってそうなっているんです。ただ、
大切なものだったという事に気づくのは後からである。という事です。
なぜか、既にあるものに向き合えず、無いものに注目してしまうのが人間のような気がしますね

買い物と一緒

買い物と似てるところがあるなって思います。
手に入れる直前までは欲しくてたまらないのに、手に入れた瞬間から、物欲はもう次に行く。
おかしいのは、所有したら軽視して、所有するまでは一生懸命。無くなったらまた欲しくなる。このようなバグがあるんだなあという事です。

失うとき

社員がまさにそうですが、自分の声を聴いてくれなくなったら。まあ女性社員であれば如実ですが嫌われたら。
もう挨拶すら出来にくくなります。
毎日、こちらからも向こうからも声をかけあっていた頃と比べると、リカバリーもなかなか難しくなります。

信頼残高

信頼残高という考え方があります。
僕はコミュニケーションの時でいえばこれは、「会話の往復回数」で考えることが多いです。
関係性が良い時には、相手からもこちらからも毎日話しかけ、何かあればとにかく時間無制限に話せるものだと思います。
それが、信頼残高が少なくなると、こちらから話しかけることが増え、それも何か用事や理由がなければ話しかけることが出来ない。話しかけても必要最小限だけ答えて会話が続かない・・・そんな事があります。
ですから、この目に見えない残高を貯金し続けることが大事なんです。
その貯金の方法は、「日々のコミュニケーション」
もしもこの貯金が目減りしているにもかかわらず、気づくことが出来なければ・・・「戻れなくなった」と気づくときに色々な後悔が出てくるんだと思います。
僕はこの信頼残高、特定の人にだけ貯めれたり失ったりする。というものではないと思っていて、
付き合うほどに貯まっていく人と、付き合うほどにボロが出て、ある程度親密になったら関係を雑にして離れる人と、タイプが分かれるものだと思っています。

失いたくなければ

失って大切だったと気づく。
そのようなことはとても多いように思います。
失いたくなければ、「今この瞬間」に、自分と付き合ってくれている人・もの。それらに対しての感情を考えてみる。それか、失ったときにどうなるのか。ということを想像してみるといいのかもしれません。
信頼残高が前より少なくなっても・・・
減り始めると、最初と比べると人の悪い所を探そうとするのが人間で、自分はもちろん、相手にもその能力が備わっています。
残高の下落トレンドになっているとしたならば・・・今日が残高がMAXのはずです。放置していたら明日の方が悪くなる。そう思って、今日出来る関係性構築を行うのが、大切な人を失わない方策だと思われます。

もう仕事を頼んだり話しかけたりできなくなるとしたら???
僕は会社経営者なので、そのような事態に陥るとすごく困ります。
無視したり怒号を発したりする人はいませんが、明らかに、頼まれた事しかやらなくなる。これは結構厳しいですね。

失いがちな人失わない人

失いがちな人には、人がついてきていません。
だから、様々な仕事を行うときに周りに信頼の置ける社員がいない場合
「使い物にならん。ほとんど自分がやらなければならない」
このような言葉を吐く場合が多いです。
社員の悪いところや言動をいつもジャッジしている人も多いです。

反対に信頼残高を日々、積上げている真摯な人は、
「うちのスタッフは優秀なので、僕は何もしなくてもうまくやってくれる」
と言います。
その違いは、日々の仕事の中で、「あれ、なんか今日そっけないな」このような事を察知してリカバリー・サポートできる事
毎日、決めたことに一貫性を持たせて取り組む事
過去の反省点を活かして、人から信頼を得られるように振る舞う事
これらを意識するべきと思います。

有効な戦略

そして最後に
失わない有効な戦略は、
「貯めっぱなし」です。
信頼残高を意識して、大切な人には毎日挨拶と笑顔と貢献を考え、接する事です。
円滑にコミュニケーションが出来ていたり、「本当は僕そんな人間じゃないよ」と自分自身で思っても、明るくフレンドリーに接して、何か困っていそうだったら声をかける。
そうして、残高が常に貯まっていく人生。
それを行うことが出来れば、たくさんの人が困ったときには助けてくれて、誰かに相談に乗ってほしい時にはいろんな人を紹介してくれて、結果、あらゆるやりたいことがうまくいく。そのようになるのではないでしょうか。

信頼残高は、7つの習慣に詳しく載っています
是非、人たらしとなって、豊かな人生を送ってみてください。


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