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軸を定義するということ

軸を定義する。
当社ではこれをコンサルティングしています。

仕事を人に、ではなく、人から仕事

これは取引先の方がおっしゃってる言葉です。僕も気に入ってます。

これまで○○してきたから
大学が□○学部だったから
これが好きだから

このような事で仕事を決めがちですが、実はあまり正しくはありません。
特に僕のような再生コンサルがお手伝いするようになった時には、何か変化をしなければならないと感じているからお手伝いを依頼されるわけです。
その時に、全然黒字で、再生ではなく改善のみだったら、このようなテーマにはならないし、そもそも僕がお手伝いするのであれば少なくとも、不採算事業や悩みの解決がテーマとなります。

人から仕事とは

既存の仕事があり、その仕事を改善したくてブレストしている場合に考えるのは、「うちの会社の強み」となります。もう、診断士とか専門家とか、ただのまちの社長に聞いても。誰に聞いても出てくる言葉ですが、強みです。
強みの分析まではするんですが、中小企業の場合には強みの部分でも特に、「人」が大きな存在になります。
もはや人的強みだけで良いのではないか?!というくらい、僕は人にフォーカスします。

能力は3倍、意識は100倍

能力は頑張っても3倍です。しかし意識は100倍の差が出ます。
僕は家具屋の役員でもありますが、同じ家具屋でも、以下のような二人がいます。

行き帰りの運転中も家具をどう売ればいいか考えたり独り言をぶつぶつ言いながら接客のシミュレーションをする。休日や夜も家具屋を訪問したりウェブサイトを見たりする。そんな社員さんもいますし、かといえば、一緒に歩いてると、ショッピングセンターの無印良品の前を歩かないようにする。「休みの日まで家具なんて見たくもないし考えたくもない」という社員さんが居ます。

どちらの方が成果が出るでしょう?

前者は、「無印さんのこことここが素晴らしくて、特に○○店の店員さんにすっごく説明な上手な人がいて!!」と目をキラキラさせながら話します。
後者は、「え?ああ、あそこですか。あれはほんと見る価値ないですよ」

経営者の出来ること

経営者に出来ることは、知れてます。同じ24時間。同じ手足の本数です。
ですが、出来ることといえば、「ここに弊社はむかうぞ!」と、碁盤の上に目的地の石を置くことです。

どのようにして、人がキラキラする仕事を定義し、意識づけ、獲りにいくか?
ここが肝要です。

軸を作る

最初は、「うちの会社はそうではない」という方が多いです。しかし、軸がしっかりしていなければ、旗はすぐに飛んでいってしまいます。軸にしっかりとつながっているから、旗なわけで、そうでなければただの布切れです。
自分の会社のアイデンティティを確立して、社員の皆さんと共有する。
そのようになりたいもんです。

まとめ

これまで経営してきて、様々な企業のアドバイスを行ってきました。
その中で最も注力してるのが、一本の筋を通すことです。
毎回変わる旗印ではなく、入社から定年退職まで通ずる軸を、時間をかけて定義する。
デザインや色だけではなく、考え方、文字列、音、映像。
会社を存続したいと思う限り、一生使える概念を。

これからも掘り続けていきたいと考えます。

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